「ちくちく言葉の破壊力」
を園内研修に使った園長先生が、「うちでは起こり得ないと思っていたのですが、数人が下を向いて固まってしまった。身に覚えがあるようで、ああ、研修やって良かった。他の保育士たちもホッとしただろう」と感謝されました。
保育士による「ちくちく言葉」、特に3歳までの保育でそれが日常化すると、脳の発達という意味で、子どもの一生に影響する。その意識を徹底させるにも、園内研修で使ってほしい。「これは駄目」という線引きをしないと、いい保育士が辞めていく。
「ちくちく言葉の破壊力」
を園内研修に使った園長先生が、「うちでは起こり得ないと思っていたのですが、数人が下を向いて固まってしまった。身に覚えがあるようで、ああ、研修やって良かった。他の保育士たちもホッとしただろう」と感謝されました。
保育士による「ちくちく言葉」、特に3歳までの保育でそれが日常化すると、脳の発達という意味で、子どもの一生に影響する。その意識を徹底させるにも、園内研修で使ってほしい。「これは駄目」という線引きをしないと、いい保育士が辞めていく。
松居和チャンネル、第26回のテーマは、「応募倍率と義務教育の質」。
副題は、『就学前に「子育て」に信頼関係を取り戻す』としました。
『Amazonでおすすめの本として「ママがいい」の本を目にし、帯に書かれていることなどをみて、様々な保育に関する国の動向が変わっていく中で、この本を手に取ったら…、いろいろな思いが溢れ出てしまいそう、となかなか、ポチッとカゴに入れることができませんでした。』
こんな風に始まる、保育士たちからの講演依頼があったのです。
パンドラの箱を開けたのは、母性だったと思います。母性が、ボタンを押した。男たちが、経済優先で母子分離を進めるのを、これ以上見てはいられなかった。
これから先、政府やマスコミが「安易な子育て支援」の舵を切り、乳幼児たちの「願い」を人類の願いと感じて、優先し、保育士たちの思いを受け入れ、もし流れが変わっていくとしたら、この国の女性たちの「母性」の賜物だと思います。
「0歳児を母親から引き離すのは、可哀想」という気持ちが、この国にはまだ生きている。その種火が、あちこちで再び燃え上がろうとしている。そう思いたい。
西伊豆で、そのあと起こったことのように、彼女たちの母性が、教育長や議員を説得し、「子ども優先」で社会は、いつか必ず、まとまるはず。
ちょっとした、きっかけで、幼稚園や保育園が、親心の「ビオトープ」として回り始めるはず。
焼津の講演。
「絵本のある子育て」、盛会のうちに終了です。
主催していただいた、はごろも財団、後援の焼津市、焼津市教育委員会、有難うございました。キッカケを作って、本当に頑張ったのは、企画運営の「おはなしのへや」の女性たち。私の助言で「はごろも財団」に支援を求め、勝手に、「絵本のある子育て」というタイトルにして、チラシまで作って私に強要した結果、いい会になったと思います。
私も、どうしよう、どうしよう、と色々考えているうちに、裾野を越えるあたりで、「絵本のある子育て」が霞んで、「絵本のある人生」になっていく。そのうち、ユーチューブにアップしてくれるそうです。ぜひ、ご覧になってください。
結局、ほとんどが女性たち(ちょっと年配中心?)の集まりになりました。そうなんです。これから、この国を建て直すのは、母性と、祖母心。
そこで、まず、絵本の「こんとあき」を取り上げました。一番好き本は? と訊かれたら、まず、思い浮かぶ話。
息子にこの絵本を読んであげた時、主な登場人物は四人でした。私と、息子と、こんと、あき。この立体的な広がり方が「絵本」の特徴で、だから不思議な「体験」になる。
語られる言葉は「だいじょうぶ、だいじょうぶ」。
読んでいる私が、息子に「だいじょうぶ、だいじょうぶ」。
ところが、それは、こんがあきに言う「だいじょうぶ、だいじょうぶ」なのですから、繰り返しすうちに、密かに息子が私に「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言っているのが聴こえる。
そして、最後に、ああ、おばあちゃんが言ってたんだ、という感じで終わる。
こすずめのぼうけん
てぶくろを買いに
カラスが池の魔女
わたしたちの島で
トムは真夜中の庭で
などなど。
多くの児童文学が、お母さんと、おばあちゃんの「だいじょうぶ、だいじょうぶ」で世界を整える。それが、古(いにしえ)の法則。静まる道筋。
「わたしたちの島で」のチョルベンは、まだ小さな女の子ですが、その島をまとめている、圧倒的な存在です。
もちろん、2時間で話せるはずもなく、「つづく」となりました。
松居和チャンネルへのコメントをいただきます。励まされます。
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配信ありがとうございます。最近、どうしようもなく不安に駆られた時や自分を見失った時にこちらを視聴して大事なことを取り戻している感じがしています
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親が育つ環境を築くことの大切さを何度もかみしめさせていただいています
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配信待ってました!いつもありがとうございます
和さんのお話を聞きながら育児しています!子供と向き合う事の大切さを気づかせて下さってありがとうごいます。書籍「ママがいい!」とこのチャンネルを子供が小さい時に知ることができて本当に幸運でしたこれからも配信楽しみにしています
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第一回からのリストです。ぜひ、ぜひ、知り合いの方に拡散してください。
「松居和チャンネル」始まりました。第一回【ママがいい!】人類未体験の時代への警鐘。
https://www.youtube.com/watch?v=56cLD5Fh-Gg
松居和チャンネル」第2回「日本人の子育ては魔法だった」〜そして、なぜいま【ママがいい!】なのか〜、
「松居和チャンネル」第3回「人類にとって餌付けとは:チンパンジーのカニバリズム」
松居和チャンネル」第4回【園長先生の悩み】経済優先の国の姿勢で、保育が追い込まれていく
「松居和チャンネル」第5回:【幼児が人間性を育てる】これからの幼稚園、保育園の役割
「松居和チャンネル」第6回: 幼児を眺め、古(いにしえ)のルールを思い出し、神話を再創造する。
第7回 松居和チャンネル
「利権争いと分断」
0歳児を眺めることの「平等」性について
https://www.youtube.com/watch?v=qq2axI9i24Y&t=246s
第8回 松居和チャンネル
子育ての社会化により、男女(夫婦間)の対立が始まり、分断が進む
「日本は違う道を!」
第9回 松居和チャンネル
ちくちく言葉の破壊力 〜それに立ち向かう「詩の力」〜
第10回 松居和チャンネル
欧米コンプレックスが主導する「母子分離」
第11回 松居和チャンネル
発達障害は絆を育む「凸凹」
~「夢」は、次世代の幸せを願うこと~
第12回 松居和チャンネル
義務教育の危機
~「専門性」では「人間性」を補えない~
第13回 松居和チャンネル
道祖神園長を大切に
~子どもたちに天命を果たさせる~
第14回 松居和チャンネル
大酋長ジョセフからの伝言
~吹雪の中で出会った保育士~
第15回 松居和チャンネル
子育てに正解はない
~いい親でいたい、と思ったら「いい親」~
第16回 松居和チャンネル
子守唄が人類を導く
~義務教育の中に、幼児たちとの会話を~
▼第17回
神話の再生と音楽
~日本が、海外へ「神話」を伝える~
▼第18回
幼児たちが小学生に教える「道筋」
~祖父母ごころを耕す~
▼第19回
父親たちをどうする?
~子育て支援センターから、部族へ~
▼第20回
男女平等とは?
~日本は125位、先進国で最下位。順位落とす~
▼第21回
里親制度と神の采配
~ポスター貼ってお仕舞いです~
▼第22回
欧米における養子縁組
~市場原理で、破綻した福祉は救えない~
第23回
中学生は真剣です
~感想文に、「感性」が現れます~
松居和チャンネル 第24回
(テーマ)子育てから「教育」を切り離そう
副題 オロオロしない親は、育たない。保育は常に一対一。
松居和チャンネル 第25回
(テーマ) 子育ての「魂」を守らなければ
副題 〜人類は、子どもの最善の利益を優先する〜
松居和チャンネル、アップしました。第25回のテーマは、『子育ての「魂」を守らなければ』です。 副題は、『人類は、子どもの最善の利益を優先する』。
「毎日、八時間も、赤ちゃんを母親から引き離したら、可哀想でしょう」、その気持ちが「保育」の現場から消えていったら、この国を支えてきた「利他」の魂、生きる動機が崩れていく。
その結果、保育だけでなく、就学前後の「子育てに関わる」さまざまな仕組みが一斉に「輝き」を失い、学校教育に確実に連鎖していく。「教師不足」「人材不足」という形で、すでに起こり始めている。
「子育て」を「仕組み」で出来ると思うことが、「親を育てる、育てる側の心を一つにする」、という子どもたちの本来の役割を奪っていく。
それを進めているのが、保育科で教える「教授」たちだとしたら、この歯車は、すでに巧妙に出来上がっている。
どこで、それを断ち切ればいいのか。
そんな話をしました。
十一時間保育=標準と決めた国の仕組みを、受け入れ、子育てを「学問」にして道筋を誤魔化そうとしたあたりから、教授たちは、資格ビジネスに取り込まれ「感性」を失っていった。
当然のように、大学や専門学校の保育科が定員割れを起こしている。
保育を、一生の仕事、「働き」とは、もう思わない若者が増えている。子育ての価値を理解せず、安易に母子分離を進めた政府の愚策が、一度も結婚しない男が三割という現象にまで行き着いている。それを「子育て安心プラン」とか「チルドレンファースト」と呼ぶのだから、話にならない。
だから、保育士不足は、ある意味、「自浄作用」かもしれない。
本能的に、幼児たちに寄り添っているのだと思える。
幼児の気持ちを忘れ、学問を「権威」として振り回す学者の多くが、保育現場をまったく体験していない。
再選された都知事の「二人目の保育料を無償化すれば、子どもが輝く。チルドレンファースト」は、意味不明の極致。人類として見過ごせない「記者会見」だったが、マスコミは疑問を持たず、異を唱えない。
講演先で中学生に話しながら、私は、その子たちの「真剣な眼差し」に救いを求める。
ここにいる生徒たちと、幼児たちを出会わせればいい。それで、利他の歯車は回り始める。
人間関係の「仲介役」として、幼児たちは、そこにいる。
人間が、いい人間になる「先導者」として、生まれてくる。
一般向けの講演会の告知です。よろしくお願いいたします。
松居和チャンネルで名聴き役をしていただいているsayaさんのバースデーコンサートがあり、私も飛び入り参加しました。
久しぶりに思いっきり演奏させていただきました。sayaさんの人柄が、厚みを増し、歌声で迫ってくる、不思議な夜。
音楽はいいなあ、人間のコミュニケーション能力は深いなあ。
祝うこと。これが、一番心を一つにする。
sayaさんとは音楽を通して知り合ったのです。6万人のフォロワーがいる歌い手、キャスターで、誕生日を祝う人たちがライブハウスに集まり、Sold Out。
言葉の会話、音楽の会話。どちらも時に激しく、時に優しく。「宴」は、可能性を秘めて続きます。
ピアノxアレンジxプロデュースの塩入さんは、その凄い演奏だけでなく、羽生結弦の音楽監督を担当してきた熟練の達人。ベースの岡沢さんは、七年前に私もアルバムに参加させていただいた名手。
凄い音圧の「祝い」になりました。
sayaさん。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
10月12日 10時
2024年度一般社団法人 日本乳幼児精神保健学会
の公開講座で講演します。
公開講座は市民公開講座としていますので、事前申込みは不要、かつ無料です。
ぜひ、お越しください。
第4回学術集会in浜松
妊娠・出産から始まる親子への寄り添し
-子どもがかわいいと思える支援・出会ったその時を大切に
「毎日、八時間も、赤ちゃんを母親から引き離したら可哀想でしょう」、その気持ちが「保育」の現場から消えていったら、国を支えてきた「利他」への道筋、生きる動機が崩れていく。保育だけでなく、就学前のさまざまな仕組みがいま一斉に「輝き」を失い、それは、学校教育に連鎖している。すでに取り返しのつかない状況が、義務教育に起こり始めている。
その動きを進めているのが、母子分離を進める政治家たちと、保育科で教える「教授」たちだとしたら、歯車は、すでに巧妙に出来上がっている。どこで、断ち切ればいいのか。
というわけで、
松居和チャンネル 第25回のテーマは、「子育ての『魂』を守らなければ」、副題は、「人類は、子どもの最善の利益を優先する」としました。
ご視聴いただければ幸いです。
十一時間保育を「標準」と決めた国の仕組みを、受け入れ、子育てを「学問」にして誤魔化そうとしたあたりから、教授たちは、資格ビジネスに取り込まれ「感性」を失っていった。母子分離を正当化しようと試みた時に、人間性を放棄している。
親たちが、保育施設に子どもを預けることに躊躇しなくなれば、彼らの作った「仕組み」はあっという間に壊れていく。それは容易に想像できたはず。
教える教授たちの足元も揺らいでいる。大学や専門学校の保育科が定員割れを起こし、そこで教える人材の力量が、いい加減で、専門性などという言葉に騙されなくなった保育士の集団離職が、全国で起こっている。
彼らは、もう保育を、一生の仕事、「働き」とは、思わない。国が、親たちによる「子育て」を価値ある「働き」と見做さないのだから、ある意味、これは「自浄作用」だと思う。
本能的に、幼児たちに寄り添っているのだ。
私は、講演先で中学生に話しながら、その子たちの「真剣な眼差し」に救いを求める。ここにいる生徒たちと、幼児たちを出会わせればいい。それで、利他の歯車は回り始める。
人間関係の「仲介役」として、幼児たちが、そこにいる。
人間が、いい人間になる「先導者」として、生まれてくる。
人間は、自分を「いい人間」にしてくれるものたちを自ら生み出す、作り出す。それが、0歳児であり人形。その人たちから優しさや忍耐力、言葉のいらないコミュニケーション能力、そして「祈ろう」と思う気持ちを引き出してもらい、幸せへの道筋を知る。
そう中学生に説明してあげると、体育館に、ざわざわと「生きる動機」が蘇ってくる。
保育園や幼稚園がなかった、つい最近まで、人間は全員が、012歳児と数年間、関わってきました。親子の関係だけではない。祖父母として、兄弟姉妹として、隣人として。
子育ては、親たちが自分の「いい人間性」を発見し、それに感動すること。その体験が、社会の「絆」の根本にあった。
そう説明してあげると、中学生が、嬉しそうにし始める。自分も、親たちを育ててきたんだ、とすでに役に立っていたんだ、と気づいて、安心する。
子育ては、社会の最小単位である男女が、お互いに、根っこのところではいい人だ、と確認すること。宇宙は、我々人間に、自信をもって0歳児を与える。全ての人間に、この絶対的弱者によって引き出される「いい人間性」がある、と宇宙は信じている。それを、男女が信じなければ、という話を中学生にすると、いい感想文が送られてくる。
「女性の社会進出」という言葉があるだろう。それは、子育てをしている女性を社会の一部と見なさない、「罠」です。輪になって踊ること、一緒に祝うこと、悲しんだり、励ましあったり、慰め合ったりすること。つまり、自分は、絶対に一人では生きられないことを確認すること。そのことの方が、よほど大切な「社会」です、と中学生に講演する。真剣に、真剣に。
4、5年に一度、中学生、全校生徒対象に講演を頼まれる。なぜか、そうなる。先々週も行ってきました。
最初が30年くらい前で、彼らは、変わったように思えますが、全然変わっていないようにも思える。
鍵を握る人たち。
講演する一週間くらい前から緊張します。すでに彼らが、私を育てようとしているのが、わかる。
そういうわけで、今回の「松居和チャンネル第23回」は、私の講演を聴いた中学生たちから来た「感想文」を紹介します。
タイトルは、「中学生は真剣です」 副題は、~感想文に、「感性」が現れます~ です。
真剣に話すと、中学生との間に、世代を超える無言のやり取りが生まれる。時間の都合で、大人向けの3割を削りますが、基本は親に話すのと同じ。
情報とか「闘う道具」を教えるより、幸せは、「自分がいい人だ」と感じること。
その為に、小さい子たちが居る。
可愛がっていれば、それだけで、いい人生が送れる、と説明します。
そして、できることなら、全員に、保育体験をさせてあげるといい。
結婚は、自ら進んで「自由を失うこと」。子どもを産むことは、それに輪をかけて「不自由になること」。そこに「幸せ」があって、「絆」という。誰も、自立なんて出来ない、頼り合うのがいい、そこまでしっかり、きちんと話す。
すると、中学生が「親になりたい」と書いてくる。その流れを、母子分離を画策する政府が止めないで欲しい。未来の「生きる動機」を消さないでほしい。
「教育」が、幸せについて、きちんと語る時期が来ている。
「子育て」に幸せがあったから、人類は続いてきた。経済競争に参加させる前に、それを次世代に伝えなければいけない。(チャンネル第23回、親子で一緒に見てほしい。)
アメリカンドリームという言葉もそうですが、欧米の平等論は、ネズミ講のネズミを増やそうとする強者の論理。結果的に弱者を追い詰め「格差」「不平等」を生む。
こども家庭庁は、「子育てしてると人生の幅が狭くなる」などと、馬鹿なことを言うな!
平等なんてあり得ない。不平等で、全員が相対的発達障害で、それぞれに役割分担を見つけるから、人生は充実するし、楽しい。
そんなことを、中学生に伝えます。
すると、体育館を出るまで、拍手が続いたりします。
その音に、励まされます。