「愛されないと、人は育たないんです」:藤岡佐規子

松居和チャンネル 第115回のテーマは、

「愛されないと、人は育たないんです」:藤岡佐規子

副題: 道祖神たちの遺言

としました。

藤岡先生は、全国保育士会の会長までされた、すごい人で、北九州の女。「師」であり、私を鍛えた「同志」です。その藤岡先生からの、遺言、伝言を伝えておかなければならない。

この年代の人たちが経験した、保育という仕組みの「矛盾」や「苦悩」を、いまの保育士たちに伝えておかなければ、「子育て」は市場原理に取り込まれてしまう。

保育で儲けようとしている業者たちが、少子化、人材不足の中、保育に外国人労働者を入れろ、教師は資格なしでも出来るようにしろと叫び、「誰でも通園制度」、さらなる規制緩和をしようとしている。保育の質を無視した業者が要求する「延命措置」の犠牲に、子どもたちがなっている。同時に、この儲けるための「数合わせ」が、保育士たちの心を蝕み、教師たちの「精神」をますます追い込むんでいるのです。

藤岡先生が、「女性解放」という言葉に触発され、保育に人生を捧げる決心をされた頃、「三歳児神話」は、何万年にも渡って揺るがない、いわば、人類のグローバルスタンダードでした。

1959年に、国連で採択された、「子どもの人権宣言」には、こう、書いてあった。

児童は、できる限り、両親の愛護と責任のもとで、また、いかなる場合においても、愛情と道徳的、及び物質的保障とのある環境の下で育てられなければならない。

幼児は、例外的な場合を除き、その母から引き離されてはならない。

それが、今、なぜ、「母」という言葉が入れられなくなってしまったのか。

「三歳児神話」は、何によって破壊されようとしているのか。「保育界」が直面している命題に、藤岡先生の「人生」が重なっているのです。

 

(追伸:次回から、アップする時間を19時から、20時にしようと思います。)

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