松居和チャンネル 第17回をアップしました。
テーマは
:神話の再生と音楽
~日本が、海外へ「神話」を伝える~
どういう「音楽」が背後で流れるか、聴こえてくるか、それによって、人生は、無限の可能性を持ち、変化する。そのことを、子守唄の存在意義から、前回に引き続き考えます。
風景は、みんなで祈り、祝いながらつくるもの。
そのあたりのことを、アメリカでサウンドトラックの仕事に関わった時の、エピソードを交えて、お話ししました。
「トトロ」とか、「千と千尋の神隠し」などから伝わってくる「非論理的」なメッセージ。ドラゴンボールも、心が清くなければ、雲に乗れない、という。
日本は、そうした現代における神話の再生が支持される国。子どもたちにも、大人たちにも。支持されている、ということは、体験として、心に染み込んでいるということ。情報を学ぶこととは違う。神話の世界は「教育」とは対極にある、体験の世界です。
その入り口のところに0、1、2歳児たちがいる。
この人たちを可愛がることで、国の根幹ができていた。
神話的な「交信」が支持される土壌から、「トトロ」が生まれ、大ヒットする。しかも、それを「輸出」できる力を持っている。この国は、「祈り」のビオトープになっている。人類にとって自然治癒力になれる国です。
最近、外国から、人々が、この神話の国に、来る。
日本語で歌われている主題歌が、世界の音楽チャートで、放映の翌週に一位になる。
今、これほど世界が混沌としている時に、宮崎アニメやアニソンが一筋の「光明」になっているのがわかります。
人類は、「神話の再生」を求めている。三歳児神話も含めて。
この国の「母子分離」政策は、人類にとっての損失。神話のチャンネルを閉ざしてはいけない。
0歳、1歳、2歳児の保育現場は逃げ場がない。そこで、子どもを必死に守ろうとしている人からのメールです。
1番必要な事は『勇気と覚悟』だと思います。
同僚に嫌われる 勇気と覚悟
法人に嫌われる 勇気と覚悟
時間や金銭的コストをかける 勇気と覚悟
起訴されても戦う 勇気と覚悟
何がなんでも子どもを守りたいと思う 勇気と覚悟
勇気と覚悟を持てば
自ずと答えは見えてくると思います。
(ここから私です)
保育に必要なのは、「勇気と覚悟」。それがないと、子どもたちを守れない。
そんなことを政府は保育士たちに言わせている。いい加減にしないと、義務教育が限界に来ている。
「勇気と覚悟」がなくても、優しい、穏やかで、静かな、子どもたちの魂を日々癒す人たちが、実は、保育園の「宝」。
その人たちが、辞めていく。
集団離職が止まらない。この人たちが、神話を理解しない政治家や経済学者に対する「最後のブレーキ」になっている。
(NHKの記事です)
保育士の一斉退職 「このままでは子どもが守れない 最後の手段です」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240424/k10014429461000.html
「子守唄」が、どこかで鳴り続けている。そんな社会に戻したい。幼児たちと過ごした「時間」が、誰の記憶の中にも仕舞われていること、それがモラル・秩序を生み、可能性を広げていくのです。
今回は、映像に音楽をつけるという、シャーマン的な作業をしていて気づいたことも、話しました。
「信頼関係」があると、「結果」は無限の可能性を持つ。
保育現場でも、保育士と園長と保護者、三者の間に「信頼関係」があることで、子どもたちの「可能性」が無限になってくる、そう理解してほしい。
チャンネルの拡散、お願いします。幼稚園や保育園で、職員研修に使われているそうです。教育委員会からも講演依頼が入ります。(講演依頼は、matsuikazu6@gmail.comまで、どうぞ。)
私のアルバムからです。聴いてみて下さい。
https://youtu.be/fm9KjKpoggE
Music of Kazu Matsui (Shakuhachi). “Black Bird & the Bamboo forest,” and “Legend of the lake”.