「子育て支援」は、「子育て放棄支援です」

「ママがいい!」という子どもたちの叫びを無視して、いまだに進む政府の「母子分離施策」。誰でも、いつでも、知らない人に幼児を預けられることが、「子育て安心」なのだ、というこども家庭庁の稚拙なトリック。保育士や教師が、急速に去っていく状況を見れば、この「罠」の結末は見えているのです。

政府の「子育て支援」は、「子育て放棄支援です」と叫んだ園長先生たちの訴えを、なぜ、三十年前に真剣に聴かなかったのか。私は、政治家たちに伝えた。知らなかったとは言わせない。現場の「思い」から離れた、子どもたちの「願い」を無視した「保育施策」が、政治家と保育学者によって進められた。定員割れを起こしている保育科に、「専門性」など教えられない。