共励こども園(元保育園)の保育展

共励こども園(元保育園)の保育展が今年も近づいてきました。http://www.kyorei.ed.jp/Hoiku/Event/hoikuten.html 2月16日9時から15時です。私も毎年伺います。そして元気をもらいます。

保護者への保育発表の会ですが、申し込めば保護者でなくても参加できます。ぜひ、ご覧ください。各部屋担当の保育士たちが、一生懸命子どもの発達と家庭との連携について話してくれます。この「各部屋の保育士たちが」というところが共励の実践の凄さです。

保育はここまでできる、という証明になるような実践と思考性の発表です。保育士を集団で見学に送り込んでくる自治体もあります。

現文科大臣の萩生田さんと何度も会って、保育の重要性、そこで親が育つことの大切さを長田理事長と説明したのもここの園長室でした。

 

衆議院調査局に提言を依頼されて書いた「論究」にこう書きました。

(共励保育園・こども園の長田安司理事長のツイートから)

「本年度の入園説明会が終了した。0歳児保育を希望する人が34名もいた。そこで、0歳から6歳までの発達の特徴 と、0、1、2歳児における母子関係の大切さを説明した。 世の中0歳児から預けようとする風潮が広がっているけど、それは間違いですと伝え、なぜ育休を取らないのか?と訴えた。 説明会終了時、拍手が起きたのには驚いた。夫婦が寄ってきて『説明会を聞いて本当に良かった!』と感謝された。その目には、自分で育てようとする意思がはっきりと見て取れた。」 

拍手が起こった。そこに希望がある。きちんと説明すれば親は「この時期の大切さ」を理解する。この国の素晴らしさ、土壌だと思う。幼児と暮らしている人間は、自分を知ろうと、感性が開いている。遺伝子学の権威村上和雄教授は「命の暗号」という本の中で、 利他の気持ち、乳児を抱くことが人間の遺伝子をオンにすると書く。

幼児と暮らし、彼らを楽しむことで、道筋が示される。人間が知っておくべき異次元の「入り口」がそこにある。その次元を知るために、 人間は唄い踊る、人形を作り一緒に暮らし、 お墓をつくり花束を捧げる。 http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/63da430ca66f6757492574180016fd6e/b3bb20d8d63d8d67492584d9002f58a7/$FILE/2019ron16.pdf

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この説明会から始まった保育園生活には、保育士たちと親たちの絆を、子どもたちが育てるという働きがある。子ども優先という、人間社会の土台がある。