松居和チャンネル、第49回は、保育士会からいただいた「励ましの手紙」から始まります。そこから、「三歳までの脳の発達」について話します。
一年半くらい、育休をとる親が増え、杉並区や世田谷区の保育園では、0歳児に欠員が出ています。待機児童はいない。でも、まだ、保育園を作る計画がある。政治家や行政の「見込み違い」は甚だしい。来年から教員が揃わない、という小学校の現状もそうです。資格なしでも教師になれます、と文科省は、大慌てで宣伝していますが、将棋で言えば、詰んでしまっている。
こども家庭庁は、突然、「保育は量より質」と言い出しましたが、全国で養成校が定員割れを起こしている状況で、質は、戻ってこない。
三年、育休とります、というところまで「親の意識」が戻れば、子どもたちも落ち着き、学校教育が楽になる。仕組みとしては、ちょっと手遅れですが、やってみるしかない。小学5、6年からの保育士体験、家庭での絵本の読み聞かせなどで、地道に耕しながら、やってみるしかない。
三歳までの子どもの「脳の発達」が、気になるのです。
三歳まで、「どう扱われるか」で、人間の脳の発達が違ってくる。それが一生に影響を及ぼす。繰り返し、言われて来たこと。
その環境を整えることが、親の役割だった。(「ママがいい!」、ぜひ、読んでみてください。松居和チャンネル第9回、ぜひ、園内研修に使って下さい。)