子育ては祈り、キリスト教も仏教もそこで繋がる

一昨日、佐賀県唐津のキリスト教保育の方達が、一日保育体験を広めようと、私立幼稚園協会に声をかけて、講演会を主催してくださいました。

唐津ルーテルの佐々木園長とは長い付き合いです。(ご主人と毎週釣りに出ている園長先生です。)去年から母親たち全員を目指し、「父親たちの保育士体験」も、積極的に声がけをして参加率が高いのです。

卒園間近の、まだやっていなかった父親が、お別れ会で他の父親が「良かった、良かった、一生に一度の体験」と言うので、最後の最後の土曜日に、滑り込みでやらせて下さい、と言ってやったそうです。「とにかく、子供が喜びます。」

その園長先生の一言が、この国を建て直すのです。政治家たちが、叫びあっていますが、一つ一つの幼稚園、保育園が、心を一つにする場所になるしかない。この国を、鎮めていくしかない。

そういう話が伝わり、講演会には、二百人の保育者たち、親たちが来てくれました。

西伊豆に続き、佐賀県は拠点になりそうです。来週は、鳥栖ですが、今年は佐賀に5回きます。佐賀では当たり前の「親の保育体験」みたいにならないかな。そうなれば、小学校が甦ってきます。

次の日は、福岡で、浄土宗保育連盟で講演しました。

二時間半も、話しました。

子育ては祈り。お寺とか、教会が、子どもたちを眺める場所、「頼り切って、信じ切って、幸せそう」な子どもたちの存在を、みんなで祝う場所、そして、それが、卒園後も続いていく場所になってくれれば、この国は大丈夫だと思います。

法然上人のお姿をバックに、一生懸命に話しました。

 

(いろんな園で、保育者たち、女性たちが、子どもの幸せを願う気持ちで、まとまり始めています。)

セルバのインタビュー

https://www.youtube.com/watch?v=h3OpPP_JY_g

ドキュメンタリー映画「シスター・チャンドラとシャクティの踊り手たち」から。セルバのインタビュー。(クリックしてご覧ください。)

インド人の9割以上が親の決めた相手と結婚して行きます。これを人権問題とか、先進的意識の未熟さと見るのは簡単ですが、伝統的な親子の信頼関係、その宣言ととらえることも出来ます。先進国社会で失われつつある家族の信頼関係からくる安心感。私には、インドの現実が、我々がそれから何かを学ばなければいけない人類の長い歴史のように思えます。何が遺伝子に叶っているのか、セルバの表情を見ていると、そんなことさえ考えます。
信じることで互いを育てあう、「親子」という絆のひとつの完成したかたちを見るのです。

 

熱血校長、中村諭先生と再会。(致知出版で)

久しぶりに、致知出版に行った。二十二年前に中村諭先生とした対談のコピーをいただいた。懐かしかった。中学校の校長先生で、熱血指導の「涙の卒業式」で有名な、私の同志です。そのエピソードが、金八先生にも使われた、素晴らしい著書もある。今の、私の活動は、弔い合戦のような気がするのです。松居は、頑張っております。

致知出版で、

中村先生のクリアファイル

私の同志たち。保幼小中連携の志士たちです。

 

左から、

真美ヶ丘保育所の元所長、竹村寿美子先生

宝塚の、中村諭校長先生

百ます計算、早寝早起き、朝ごはん、の元立命館小学校校長の、陰山英男先生。

私は、素晴らしい同志たちに恵まれました。感謝です。

ショート「0歳児を眺めていれば」

 

体験に基づかない情報を知識だと思っているから、マスコミや政治家が、平気で、母子分離を肯定する報道や発言をする。「ママがいい!」という言葉の意味さえ理解しない。

0歳児を眺めることで、人間は、自分を知る。その、出発点に立つ。みんなで一緒に、それをすれば、「魂の絆」、社会性が育つのです。

第16回 松居和チャンネル

子守唄が人類を導く

~義務教育の中に、幼児たちとの会話を~:をぜひ参考にして下さい。

https://youtu.be/cdq-2w3aJZE

 

「父の日」一網打尽です。

「父の日」、東松山の「ひさみ幼稚園」で、父親200人に、午前と午後二回に分けて、講演をしました。

一網打尽です。
父親ばかり、一網打尽は、嬉しい。
こんなことが出来る国は、世界中どこ探しても、ない。

その、風景としての「嬉しさ」が一つ。まだ、幼児の父親たちが、ほとんどの家庭にいる。これは、半数近くが「未婚の母」から生まれる欧米では、考えられないこと。
それが、日本の、絶対的な素晴らしさ、なのです。

日本は、先進国の中では、唯一「人間らしい」稀有の国。
幼稚園で、私が一時間父親たちに話をすれば、一家の人生をいい方向に向けることができる。
父親たちが、「外堀」(そとぼり)なのです。ここで守っておけば、母親たちは大丈夫だと思う。
それが、出来る国だから、一層腹立たしいのです。いまだに、母子分離で、家庭崩壊を助長し続ける国の方策が……。

乳幼児期の母子分離を、自分の功績のように吹聴し、それを「チルドレンファースト」と東京都知事が言う。わざわざ英語を使って、日本の伝統を消そうとする。それを言わせておくマスコミが、一番間が抜けている。「それは、チルドレン ラストだろう」と誰も言わない。

父親たちに、
「この時期に、子どもたちに『人間らしく』してもらって下さい」、「親父の会で、月に一度集まって、仲良くする姿を子どもたちに見せれば、小学校でいじめが減るんだから」と、「魂の講演」をすると、父親たちが生き返ってくるのです。元々、父親たちは、いつまで経っても中身は「子ども」なので、話が早い。

その後、子どもたち(神様)と交わる時の顔が、イキイキと輝いてました、と園の先生たちが嬉しそうに報告してくれました。
峯園長、ご苦労様です。父親たちを真っ当な人間に育てるべく、よろしくお願いします
祈り、を社会に取り戻すために。

(「父の日」でなくてもいいのです。父親たちに講演させてください。とても、効き目があります。夫婦揃って、もなかなか良い。いつでも、連絡ください。matsuikazu6@gmail.com)

 

「チルドレンラスト」政策でしょう

「平等」という名の、対立へ向かう奇妙な「罠」が都知事の言う「チルドレンファースト」という掛け声の元に、広がっていく。012歳児を預かることを奨励する施策は、「チルドレンラスト」政策でしょう。

後戻りできない「教員の質の低下」は、「利便性」で人生を計るように仕向けた、あなたたち政治家の稚拙な政策の結果です、と言いたい。

こんな、コメントがチャンネルに来ました。

「従姉妹の働くママさんに、『保育園に預けた方が子どもの社会性の発達に絶対良いのに』と会うたびに言われます。」

「子どもの社会性」などと、もっともらしい言葉を使って、利便性のために「騙されたがる」親たちを増やしてしまった。

昔は、「本当に、預けていいのかい?」と、訊いてくれる園長がいた。

親たちは、園長の「人柄」と会話をしたのです。

保育士は、5歳までしか、子どもを見れない。そのことを、親は、噛み締めてほしい。

集団性とか、社会性、などと言う言葉で、誤魔化さないでほしい。家族、親子という単位で人生の土台を作らないと、その先で、出会うのは、その子の幼児期を知らない「教師」たちなのです。

こんな、手渡し方は、不自然で、「人間としては、一線を超えている」ことなのです。

 

「本当に、預けていいのかい?」

松居和チャンネル 第74回、(テーマは)「本当に、預けていいのかい?」、です。

以前は、保育園の園長先生たちが、よく母親たちに言った言葉です。保育が、「福祉」とか「サービス産業」に取り込まれる前のことです。

副題が、『昔、親たちは、園長の「人柄」と会話をした』

としました。

都議会選挙で、小池知事が、無償化とか規制緩和で、012歳児の母子分離をどれだけ進めたか、を「功績」のように言う。三歳未満児の母子分離推進施策を、「チルドレンファースト」と言うのだから、出発点から、支離滅裂で、話にならない。子どもの気持ちなど何も考えていない。横文字にしたら、進歩なんだ、みたいな稚拙な政治手法は、いい加減にしてほしい。

一緒に子どもを育て、見守っている大人たちは、お互いの「人柄」と、会話をする。社会に必要な「信頼関係」の土台は、幼児の未来を心配し、「心を一つにする」ことから、始まるのです。

だから、以前、園長たちは、「本当に、預けていいのかい?」と母親たちに問いかけた。

 

東松山のひさみ幼稚園で、父親200人、一網打尽で講演しました。

父親ばかり、一網打尽は、嬉しい。こんなことが出来る国は、世界中どこ探しても、ない。その、風景としての「嬉しさ」が一つ。まだ、幼児の父親たちが、ほとんどの家庭にいる。これは、半数近くが「未婚の母」から生まれる欧米では、考えられないこと。

それが、日本の素晴らしさ、です。

先進国の中では、唯一「人間らしい」稀有の国なのです

ショート第6弾です。

自民党TVで、三原じゅん子さんと対談した時の画像をユーチューブで見ることができます。ここまでは九年前に言ってある。

党大会の女性局、少子化対策委員会、厚労部会でも話しました。衆議院で参考人、口述人もやりました。その都度、反応は良いのに、政策には反映されない。一年生議員に講演した時は、石破さんが、私を紹介したのですが、「母子分離政策」は止まらなかった。

教師も保育士も不足し、児童虐待も、不登校児童も過去最多です。

西伊豆の保育士たちと。教育長さん、教育委員会の局長さんも参加してくれました。今年は、松崎も加わって三園です。

午前中の保護者向けの講演には父親たちも結構来ていました。一日保育士体験が、始まっているのです。幼児を大切にする女性たちは、結束力とパワーが違います。

 

(前夜の懇親会が、私の誕生日と重なりました。) 

 

現在のグローバル経済は、「貸し借り」で成り立っている。

その基本を忘れて、政治家は、平気で「母子分離」を「子育て安心プラン」と名付け、「誰でも、いつでも預けることができる」、「誰でも、いつでも『子どもたちの願い』に背を向けることができる」ことを「子育て安心」と名付けた。非常に程度の低い「経済政策」、稚拙な「罠」です。

それによって、子どもたちが「世の中」を信じなくなる。その現象がどんどん広がっている。それが、学級崩壊やいじめ、不登校、結婚しない男たちという「結果」となって現れているのです。

子どもたちからの「信頼」を失うと、市場原理は、対立し、やがて破綻へ向かう。(今、アメリカで起こっていること。)

子どもたちからの「信頼」を、取り戻そうという保育者たちの「意志」が、この西伊豆町の動きに感じられるのです。

人間社会は、一中学校区、つまり、村単位で、再構築していくしかない。それには、一つ一つの保育園、幼稚園の「心を一つにした」動きが必要です。

各園で、「一日保育士体験」が始まっています。その報告もありました。

どうしても、やろうとしない一人の親のことで相談を受けました。

「そういう親は、室町時代でもいた」と思えばいいのです」。ダーウィンの法則で、きっと何か、役割を果たしているのです、と答えます。

全員を目指し、7、8割まで達成できれば、小学校、中学校が突然、楽になってきます。親たちが、保育者や先生に感謝するようになると、子どもたちが落ち着くのです。

秋には、教育委員会の依頼で、中学生の保護者たちに、講演することになりました。一中学校区、という単位で、「親心のビオトープ」を作っていけばいい。それを、小学校入学前に、保育士体験とか、父親の会、などで整えていけば良いのです。

中学校で講演をすると、保護者たちに混じって、先生たちも講演を聴いてくれます。

そこが、結構重要です。

学校の先生たちは、乳幼児期から、長時間、自分の子どもを預けている人が多いのです。これでは、子どもたちに対する「見本」としては、本当は、本末転倒なのです。

子どもたちに「いい親」になって欲しい、と願うのであれば、先生も、しっかり、三年くらいは育休をとって、毎週一度は、学校に、赤ん坊を連れて来て、生徒たちに自慢してほしい。同僚の職員たちにも、見せてほしい。赤ん坊の「働き」を、学校に持ち込んで欲しい。

その時の先生の、「親としての顔」が、生徒たちの人生に、良い影響を与えるのです。学校で、教科書に書いてあることを教えてるよりも、もっと「大切な」、人が、幸せに生きる道筋を、先生たちの嬉しそうな顔が、教えるのです。

保育者たちの結束がきっかけになって、教育委員会にも「子どもの存在を祝う」風景が広がれば、町全体が、自然に、まとまってくるのです。

子は鎹(かすがい)ではなく、「子育て」が、社会の鎹(かすがい)。

人間社会をまとめるのは、理屈や損得勘定ではなく、「母性」なのです。

「日本再興戦略」の愚かさ / 西伊豆で誕生日😀

松居和チャンネル 第73回

(テーマ)「日本再興戦略」の愚かさ

副題:出産退職を、「経済損失」とする学者たち

この「日本再興戦略」という政府の方針が、少子化や、家庭崩壊、学級崩壊を進めた。これほどいい加減な、現場を無視した「経済施策」はない。これが、保育士不足を決定的にし、いま、来年どうするか、全く不明な、教師不足につながったのです。

出産退職を、「経済損失」と計算する学者たち。彼らには、「ママがいい!」という叫びなど、聴こえない。

「保育分野」を「新市場」と閣議決定し、「低コストのサービス」を目指すことで、産業化しようとした。そして、子どもには耐え難い、保育の「質の低下」を招いた。

一日11時間を「標準」とし、年に260日預ける仕組みです。無理を強いるほど、「質」が片寄り、どんな園長が保育園を運営するか、どの保育士が、その日の担当になるか、という「当たり外れ」が、親子の一生を左右する時代になってしまった。

ほとんどの保育科が定員割れを起こし、1週間で取得できる資格が急遽つくられて、「国家資格」の、意味さえ無くなっていった。

「国の成長・発展等への貢献を目的に」作られた「戦略」だそうです。

呆れます。

「安い労働力確保のため」とハッキリ言えばいい。

すでに「仕組み」として眼中にない政府によって、補助金を盾に、幼稚園は、保育園化するターゲットにされてしまった。必死に、その良さを訴え、延長保育も、希望者は一桁、と頑張っている園もあります。昔ながらの、幼稚園を選んでくれる親たちも、まだ、います。しかし、補助金の仕組みが、あまりにも「母子分離」に偏っているのです。

親になったばかりの若者たちに、親子の人生を考えた、いい選択ができるのだろうか。

実際は、「なんとなく流れで」長時間、預けてしまう若い親が増えている。0歳児を預けることに、躊躇しない若者たちが、増えている。

乳児を、これだけ長時間預ける、という「親の決断」が、子どもの成長や、人生にどう影響し、「利便性」に偏りがちな選択が、「コミュニケーション障害」という形で、親子関係を支配していく可能性を、彼らは、理解しているのだろうか、と心配になります。仕組みとして、危うい状況になっていることだけは、確か。

子どもたちの「ママがいい!」という叫びや、すすり泣きが、慣らし保育で「諦め」に変わり、黙ったとき、私たちは、社会に必要な「信頼」を失っていく。

子どもたちからの「信頼」が、失われていく。それが、「幼児期の母子分離」なのです。それを、社会全体が認めないと、この国から、モラル・秩序、安心が消えていくのです。

本当に日本を再興させたいなら、子育てを親に返していくしかない。

これから、親になろうという若者たちに、ぜひ、「ママがいい!」を読むように、言ってください。

Amazonの、レビューだけでも、覗くように、薦めてください。そこに、様々に、この国に起こっていることの、答えが書いてあります。

 

 

 

再び西伊豆で、保育士たちに囲まれて。午前中は、父親たちの参加も増え保護者に、午後は、教育長さん、教育委員会の局長さんも加わり、保育士たちに講演。熱気の講演会でした。動画も撮ってもらいました。議会の日程で来れなかった議員さんや、町長さんにも見てもらえるように。一般公開もOKです。

今年は松崎も加わり三園が、親たちの保育士体験に取り組んでいます。入学前に親たちと保育士の信頼関係が出来上がれば、学校がずっと楽になり、クラスも落ち着いてきます。

保育士たちの、子どもたちの将来の幸せを願う気合いに、本当に感謝です。

誕生日も祝ってもらいました。

学校を立て直すために。

中学生を保育体験へ。
中学生の「親心」を育ててくれるのは、園児たちです。やっている学校は、すでにある。
これを徹底的にやれば、教師たちも、学校に帰ってくる。
市長が決断すればできること。市長と市議会議員は、「ママがいい!」をぜひ、読んで下さい。まだ、間に合う。