当日券あります。

さいたま劇術劇場と青山のウィメンズプラザ2公演のチケットぴあでの取り扱いは終わりましたが、当日券あります。杉並公会堂と千葉蘇我での公演はもう2日間チケットぴあで扱います。まだまだ集まってくれる人がどこかにいるはずです。ぜひロードプロモーションに問い合わせるか、当日いらして下さい。

毎日、ボランティアが久我山のシャクティハウスに集まります。このプロジェクトはみんながボランティア。シャクティの娘たちが作ったカレーを毎晩一緒に食べます。一日中ご飯を炊くにおいがします。
泊まり込みのますみちゃん、若手ボランティアを仕切っているさなみちゃん、私たちがシャクティハウスと呼び始めた家のオーナーの孫のエリックと猫のメイビー。集められたお米や野菜や缶詰に囲まれ、夜は、すきま風もあるけれど、温かい時間が過ぎて行きます。
小松さんと私は最後の追い込みで、プロモーションに走り回ります。組長の山田順子さんが、車いすに乗って現れます。そして、歌をうたいます。
公演の内容を詰めるために、ノブ君、大輔君と外で話し合います。様々な意見が出されます。
間に合いそうもなかったプログラムをかみねさんが作ってくれました。
誰が欠けても成り立ちそうもない、シャクティの舞台です。誰が欠けても誰かが補うシャクティのミッションです。
青山学院相模台キャンパスのチャペルでの公演は、礼拝もあって、シスターが聖書を朗読しお祈りをし、シャクティの娘たちが踊りました。
今日は、恵泉女学院での公演で、明日いよいよさいたま芸術劇場。私は朝から、全国生涯学習フェスティバルの開会式出席のためスーパーアリーナへ。その間にノブ君たちがリハーサルを仕切ってくれるはず。幸い、スーパーアリーナから芸術劇場へは20分くらいで移動出来そうです。
逝ってしまったスダのために追悼の演奏をするつもりです。
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シャクティもう、来ています。

シャクティの娘たちが日本に来ています。

久我山の一軒家に合宿しています。古い古い、不思議な空気を持ったこの家を私たちはシャクティハウスと呼び始めました。家番のエリックと猫のメイビーがそれまで二人で住んでいた家に、いま、シャクティの娘たちが住んでいます。ご飯をつくって、お茶を入れて、踊りを踊って暮らしています。
歓迎会にはシャクティ久我山応援団の団長の山田順子さんを筆頭に、懐かしい面々、新しい面々が集まりました。ノブ君のディジュリドゥー、雲竜さんの笛の演奏がありました。

出生届の出ていない娘たちの出生証明書をとるのに時間がかかりました。新しく来るはずだった娘たちのうち3人は、ついにとれませんでした。両親が裁判所に行って証言し、小学校の成績表を提出し、それでも間に合いませんでした。出生証明書がないとパスポートがとれません。カースト制や娘たちの現実を自分の現実として受け止めます。
一つ悲しい事がありました。
カーストを越えた恋愛をすることがいかに危険か。それを身近に感じる出来事がありました。私たちは来日メンバーの一人を直前に失いました。大人しく無口な彼女は、心の奥底で誰よりも真剣に闘っていたのでしょうか。日本で踊るシャクティを見ながら、彼女の顔を思い出します。何度も何度も思い出します。
私に色々教えてくれるソウバさんが、インドにおけるカースト制やダリットの人々に対する差別をなくすために必要なこと、として言っていたのが、教育、富のわかちあい、そして、恋愛結婚、でした。
それを進めるために厳しい道のりが続いています。悲しい道のりでもあります。倒れていく仲間もいるのです。知識としてはわかっていても実感出来る事はなかなかなかった。それが、いま感じられます。
人間はなぜ踊るのか、これが私の作ったドキュメンタリーのテーマでした。
みんなで輪になって踊る。それが、すべての解決策なんだろうな、と強く思います。
今日の公演は、浦和のはとり幼稚園です。心から輪になって踊れる場所です。
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チェンナイ空港出発です。

いま、シスターと電話で話しました。チェンナイ空港でチェックインしています。大変でしたが、いよいよ来ます。合宿所、我々はシャクティハウスと呼ぶ事にしました。きょう久我山応援団が掃除をし、布団を運び込みました。

昨日は、埼玉の花園保育園、小島南保育園、なでしこ保育園からいただいた野菜とお米を運び込みました。
上田知事の秘書さんから、30日、行けるかもしれません、という連絡が入りました。
杉並区の山田区長の表敬訪問が決まりました。MXTVに映るかもしれません。まだまだチラシ配り続けます。

今日は、14都道府県教育委員長・教育長会議がありました。埼玉が主催権だったので私が議長を務めました。情報交換会で東京都の委員長、広島県の委員長、新潟県の委員長職務代理者の方達に新刊を渡し、一日保育士体験を広めてくれるようお願いしました。埼玉県が作ったポスターを広島の委員長が持って帰ってくれることになりました。
明日は、視察で川越市にご案内して、そのあと私は成田空港へシャクティを迎えに行きます。久我山応援団からボランティアの車が4台出ます。

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最後の追い込み

結構大変です。ブログを書くのが遅くて申し訳ありません。

シャクティの娘たちは生まれた時に出生届が出ていない子たちなので、パスポートを取得するのにずいぶん手間取ってしまいました。
昨日は、衆議院議員になった初鹿さんに会って保育界の現状をもう一度話しあいました。初鹿さんは、都議の時からこの問題を良く知っていて、厚生労働部会にも入ってくれたし、なんとか保育界を守ってくれそう。そのあと九州へ。今朝、立正佼成会の門司支部の45周年記念式典で講演し、夕方帰京、明日は午前中神奈川の幼稚園で講演、そのあと野菜集め。

野菜集め

 今年も、埼玉の保育園からシャクティに野菜とお米の寄付がいただけることになりました。
私が月に一度参加している「親心をはぐくむ会」の園長先生たちからです。19日に県を車で一周して(大げさに書きました)集めてきます。阿蘇牧師先生のやっている不登校の子達の畑からも野菜が届くことになりました。近所の石郷岡さんのご主人も、ひょっとすると大丈夫、お米なら、と言ってくれました。
 久我山の合宿所に積み上げてシャクティを待つのが楽しみです。
 打ち合わせや日程の調整で、ちょっと大変な日々が続いています。その中で、新たな絆が生まれて行くのがありがたいです。でも、大変。
 鈴木大輔君!ノブ君!ありがとう。小松さん、みなさん、私のいたらない点をお許しください。落ち着いて、落ち着いて。と自分に言い聴かせつつ頑張っています。

シャクティの来日

シャクティの来日が近づいて来ると、講演などでシャクティの話をしてしまうことがあります。いままでも時々、私がシャクティの娘たちとその風景から学んだことを講演で話すことはありました。近著「なぜ私たちは0才児を授かるのか」(国書刊行会)にも2章ほど割いて書きました。

現在起こっている先進国と後進国(私はこの言葉をここでは意図的に使いますが)のタイムラグが、とても大切な学びあいになっている、そしてその学びあいの重要性は、ますます先進国側に大きくなっているようです。(このタイムラグ、幼稚園では簡単に越えることが出来ます、という話を以前この日記に書きました。)

昨日、舞台監督をやってもらうノブ君とそのまた裏の舞台監督をやってもらう大輔君と、大輔君が紹介してくれた、ひょっとして将来シャクティ応援団員のショウコさんと恵比寿のデニーズで打ち合わせをしながら、ひとり一人のシャクティに対する思いをショウコさんに話しました。DVDを見ていない人にシャクティの話をするのは、なかなか大変です。でも、それをしていると考えがまとまってきます。それぞれが、人生の中で違ったアングルでシャクティを捉えています。
大輔君が裏の舞台監督になっているのは、ノブ君と私が太鼓のナガラジやラジェンドランと一曲ですが、共演する気になっているからです。シスターからずっと言われていたのです。一緒に吹きなさい、と。そして、今回インドへ行って、打ち合わせをして、打ち合わせた曲にシスターが振り付けをしてシャクティが踊ることまで決まっているのです。短い曲ですがゆったりとしたいい曲です。いまベルギーに修行に出ているフェルシーの代わりに来るシスター・フロリスが踊るととても優雅でいい曲です。久しぶりの演奏です。
チラシ配りもいよいよ佳境に入りました。たくさんの方の助けがあったおかげで4万枚配りました。今年はみんな大変です。
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青山学院のCチャペルで

 10月27日、青山学院大学相模原キャンパスのチャペルでシスターがお祈りをし、お話をし、シャクティの娘たちが踊ります。その打ち合わせに伊藤先生に会いに行ってきました。青山にある青山学院は、私も保育関係の先生たちに講演をしたこともあり、母の母校でもあるので知っていましたが、相模原キャンパスがこれほどの物と知らなかったのでちょっと感激でした。広く美しく、調和の感じられる整った静かなキャンパスでした。

 真ん中にチャペルがあって、私もその日の礼拝に参加しました。聖書の話が、集まって来る者、約束していて来ない者、という話だったので、いまの自分にあてはめながら考えました。シャクティのプロジェクトをしていると、シスターが修道女ということもあり、天命とか道、といった次元で意識する機会が増えます。切符の売れ行きは心配ですが、この試練を引き受けなければ感じたりすることがなかった、やってみるものだな、と背中を押してくれた山田さんや小松さんに感謝です。
 このチャペルでシャクティが踊っている姿を想像して、わくわくしました。今現在、それがイメージ出来るは自分だけと思うとラッキーな感じ。10時15分に始まります。ぜひ、礼拝にいらして下さい。27日です。
 そのあと、玉川聖学院へ行ってバートン先生とお話をしました。ここでも礼拝で中学生高校生の女の子たちにシャクティの踊りを見てもらうことになるかもしれません。
 帰り際に、バートン先生から「声なき者達のための声」というブックレットをいただきました。(ネットに色々載っています。ぜひご覧下さい。)シャクティの娘たちの日常に関わる世界中の不当な悲劇が書かれていました。シャクティの娘たちの叩く太鼓の音はそのまま「声なき者達のための声」です。世界中で少女たちが受けている不当な扱いを読んでいると、人間の、特に男の残酷さに気づきます。そのいくつかはインドが舞台です。インドでは毎年二万五千人の女性が主に持参金をめぐる問題で、台所で灯油事故に見せかけて焼かれているのです。そうした現実と紙一重のところでシャクティは踊っています。
 いい時に大切な本をいただきました。
 教頭の水口先生のお書きになった「陽だまりの窓辺から」という本もいただきました。「陽だまりの教室で、私たちは多くのことを学んできた。もう一度、学校教育を信じよう」と帯に書いてありました。「信じよう」この言葉から、人間の自浄作業が始まるのだと思います。学校を信じる、それがスタートなんだ、と改めて肝に銘じました。
 水口先生は、以前キリスト教学校同盟の会で私の講演を聴いたことがありますよ、とおっしゃいました。少し、焦りました。
 親子は、昔から宗教に囲まれて一緒に育ってきました。どんな宗教、アニミズムであれ、親子は神に見られていることを意識し時間と食べ物をわかちあって来たのです。
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