茅野市の諏訪大社ロータリークラブで講演しました。会員の方たちは揃いのエンブレムのついたブレザーにネクタイをきちっと締めて前の列から順番に座っています。一般参加も可能だったので、その後ろに保育園の園長先生たちが座っています。園長研修会や親たちへの講演会で私の話を一度聴いたことのある方たちが、もう一度と集まっていました。茅野市周辺の市町村からわざわざ聴きにきて下さった園長先生たちもいました。二つの集団の違いがこれほどくっきりハッキリしている講演会はいままでなかったような気がします。ロータリークラブ集団は全員男性、園長集団は全員女性、ビジネスをして来たひとたち、保育をしてきたひとたち。しかし、年齢は近いのです。
安野先生の展覧会が板橋区立美術館で始まりました
安野光雅の絵本展
日時:2012年2月25日(土)- 3月25日(日)
9:30-17:00(入館は16:30まで)
会場:板橋区立美術館
保育者必見!共励保育園の保育展 2月19日、9時から3時です。
ここに情報が載っています。http://www.kyorei.ed.jp/cn1/pg113.html

言葉、翻訳、古さ、と次元2
150年くらい前に、日本で,欧米語の翻訳という過程で「社会」とか「自由」という言葉が現れ、使われるようになった時に、本来「ある」もの(語らずともよいもの)が人為的なもの「概念?」になり始めたような気がします。一見広い範囲を持つように思われる「概念」が現実と混同され、TPOまたは趣味と都合によって中身(意味、共通理解)にばらつきがでてくる。宇宙の意識が,人間の意識の枠のなかに治まると思ったのが、解体され、人間の意識を一体に保つ役割りが希薄になってくる。体験から生まれるはずだった「言葉」が一人立ちして、人の意識を支配するようになると、人間は宇宙の意思によって作られたことを忘れて、だから、いまこれほどシステムにこだわるのか。水増しされ膨張しすぎている学問(本来の意味ではない)が加わると、言葉を発しないひとたち物たちとの会話がないがしろになってゆく。
言葉、翻訳、古さ、と次元
保育という言葉で言い表せない「子育て」。しかし、それは表裏一体のもの。保育の歴史は100年にも満たないのですが、子育ての歴史は二億年?
最近「社会で子育て」ということが言われます。「社会」という言葉、定義さえ日本という国にはつい150年前までなかった。子育てが醸し出す空気そのものが「社会」だったのかもしれません。よく使われ、そろそろ私たちはそれに縛られている観のある「自由」という言葉も、福沢諭吉が「フリー」「リバティー」という言葉を翻訳する時に悩み抜いて当てはめた仏教用語、すごい翻訳だと思います。欧米のようにはなってはいけない、という無意識の意識さえ感じます。欧米の「自由=フリー、リバティー」は権力闘争の中で使われた、主に特権を意味する言葉だそうです。古代ギリシャの自由人は、20人の奴隷を持って労働から解放されたひと。私はアメリカに30年住んでいて知っています。欧米人の言う自由とは、勝ち取るもの奪い取るもの、奪い返されることを心配するもの。
「子育て」のある次元とは、古さも存在理由も違う。
シャクティからのクリスマスカード
トルコからの手紙、完結編/祖国や自分
私の教え子で、ご主人の海外勤務のためトルコに4年いた里ちゃんが来年一月帰ってくることになりました。
保育と発達をテーマに博士論文を書いている里ちゃんは、本来理論派ですが感性が鋭く、トルコ語も積極的にマスターし、「昔から続いてきた子育てと人間社会の関係」について、生き生きとした報告をイスタンブールから送り続けてくれました。私と似た目線で人間の育てあいや役割りを見るひとでした。思考スタイルも共通していて、まるで自分がその場に居て見ているように感じたものでした。
ご主人が、一流企業に勤めているにもかかわらずトルコ人と一緒にサッカーすることに熱中しているような人だったことも、きっと里ちゃんの感性を横から助けたのだと思います。
トルコで第一子菜々ちゃんを出産したおかげで、トルコ人の(または昔の人の)赤ん坊に対する目線を肌で感じ、その目線に包まれて育つことの意味を社会の空気の中に実感したのだと思います。これが、最後の手紙かもしれません。短いですが、しめくくるに相応しい文章でした。
(里ちゃんのメール)
菜々はすっかり、「全ての大人は自分を愛してくれるもの」だと思っています。
トルコ人から愛情を受けるのが当たり前になっている彼女。
ありがたいやら、今後がおもいやられるやら。
そして改めて、トルコ人がどんな状況でも、祖国や自分、家族といった自分の基盤となる部分を積極的に肯定し、是が非でも守る理由がわかります。幼い頃、こんなに誰にでも愛されていれば、何があっても自分を否定しない。人や自分を愛する力がつくんですね。
里映
円空展
埼玉県立歴史と民俗の博物館で円空展を見ました。(http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=232)11月27日までやっています。お薦めです!
北の街で/仏塔のともちゃん
北の街へ講演に行きました。会場は、大きなお寺の本堂でした。
「行政アドバイザー」を依頼されて/部族の感覚
今月、茅野市の子どもたちの育ちに関する「行政アドバイザー」を依頼されました。去年から続いてきた市との関係は、野菜や手作りのゼリーをお土産にもらったり、料理の仕方を添えたかんぴょうをもらったり、保育園を全部まわったりしているうちに、市長や教育長さん、子育て支援課のひとたちと本音で話せる関係になっていました。就任式があって、そのあと市長さん教育長さん、福祉部のひとたちと夕食をいただきました。