


さあ、火曜日です。
松居和チャンネル、第38回は、(テーマ)が、「人の繋がりの美しさ、それを鎮め、守る」
副題を:子ども扱いすることは、「神様扱いする」ことらしい……。としました。
講演が続きます。
佐賀で聴いた中学生が、感想文に、こう書いてくれました。
私はこの講演で、人の繋がりの美しさを感じました。常に不完全で、誰かとともに生きていく我々は、0歳児を生み出す。
0歳児が笑うと、自然と周りに繋がりができている。笑顔だけではない。彼らが泣いている理由を考えることも、私たちを豊かにしてくれると思う。
なんと、きれいな、人の、生命の営みだろうか。パズルみたいだ。
今、思った。0歳児などをきっかけに、パチパチと埋まっていく。中心から波が伝わっていく。動かされた人は、他の人を動かす。0歳児が与え、各々が豊かになり、行動を起こす。
伝わって、伝わって、全体は豊かになる。
(この講演会には、国会議員や市長も来ていた。このくらい、伝わってくれたらな、と思います。)
その後、新潟へ行って、全国神社保育連合会:東北・北海道ブロック夏季研修会で講演し、
「神社保育の三つの誓い」に出会いました。(毎朝、唱えるそうです。)
一、 私たちは、
授かった子どもを神さまといつくしみ、
ともに和み(なごみ)つつ
保育にいそしみます。
一、 私たちは、
鎮守の森のすばらしさにふれ、
生命(いのち)の尊さとつながりに
気づかせるようにつとめます。
一、 私たちは、
日本の歴史や伝統を大切にし、
誇りと思いやりをもって
子どもたちに接します。
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子どもを「神様扱い」して、「和む」のが、保育だったんだ。静けさの中に、その風景が浮かびます。
そして、幼稚園、保育園は、鎮め、守る、「鎮守の森」。そこで、「生命(いのち)の尊さとつながりに気づかせる」。いいなぁ。
子どもを可愛がって生きる、子ども中心に、みんなで助けあうのが、この国の文化と習慣です。
その「歴史や伝統」を政治家たちが、忘れている。
この国を大切にしないから、人間性を否定するような「母子分離政策」が、政府の方針として広がって、いよいよおかしなことになっている。
子どもたちを「神」と思い、「和む」(なごむ)伝統を、「誰でも通園制度」などと言って、壊そうとする。
そこに、愛国心がない。国を憶う、フリをしているだけ。
伝統を尊ぶ、意志がない。
そして、懇親会で感じました。
人間を、子ども扱いするということは、「神様、扱いする」ということらしい……。
「こども家庭庁」は、「神社保育の三つの誓い」を、毎朝、唱えるべし。
NHKの国際放送から、です。私の作ったドキュメンタリー映画「シスターチャンドラとシャクティの踊り手たち」。海外でいくつか賞を取りました。上映会を開いてくださる方がおられましたら、matsuikazu6@gmail.comまで、ご連絡ください。無料です。なるべく私の解説と演奏をつけます。
子育てを、仕組みが人間から取り上げることで、生きる意欲や、動機が削がれていく。それが、将来、この国にどういう影響を及ぼすか。経団連は、「経済活動の動機」について、真面目に考えた方がいい。
短絡的な母子分離政策が、どれほどこの国の将来の「経済」を弱くしているか。
見えない次元で、人間の魂は交錯する。
命の道筋が、制度や仕組みによって様々に「仕分けられた」先進国社会で、いままであり得なかった、歪んだ魂の出会いが、学校という現場で起こり始めている。
幼児たちとの出会い、交わりを意図的に復活させ、増やしていくしかないのです。
三歳児神話」は、そこに歴然と存在している。そして、忽然と現れる。
先日のライブのサウンドチェック風景です。
原宿で打ち上げの後、路上での四人。
ヨガの先生で歌手、マドンナと20年ツアーしたドナさん、タブラ奏者のJosse、私とプロデューサー兼ギターの中脇さん。(パッフィーとかキャリーピャムピャムのプロデューサー)
ライブでは、こじんまりした、私的なピンク・フロイドという空間が、とても心地良かったです。ドナさんの応援に駆けつけたGlayのTAKUROさんのギターも良かった。サウンドチェックの時に、ドナに、「私のでも吹いて」と言われて加わりました。
ヨガと尺八は、ほぼ境界線も国境線もないのです。
また、いつか集まれるかもしれない。音は、いまだにどこかで、鳴っている。
英語での打ち上げだったので、私が、音楽は時々で、普段は、講演して本を書いている言うと、何について?と聞かれる。
「アメリカを絶対真似しちゃいけない、って話さ」と言うと、「おー」と言って大喜び。何しろヨガの先生と、15歳でタブラを習いにネパールへ行った元少年です。話が弾みます。
「詳しくはFBの翻訳機能を使ってくれ」と言いました。便利です。
いい夜でした。
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実は、もう8刷まできている「ママがいい!」。
原宿で打ち上げの後、路上での四人。
ヨガの先生で歌手、マドンナと20年ツアーしたドナさん、タブラ奏者のJosse、私とプロデューサー兼ギターの中脇さん。(パッフィーとかキャリーピャムピャムのプロデューサー)
ライブでは、こじんまりした、私的なピンク・フロイドという空間が、とても心地良かったです。ドナさんの応援に駆けつけたGlayのTAKUROさんのギターも良かった。サウンドチェックの時に、ドナに、「私のでも吹いて」と言われて加わりました。
ヨガと尺八は、ほぼ境界線も国境線もないのです。
また、いつか集まれるかもしれない。音は、いまだにどこかで、鳴っている。
英語での打ち上げだったので、私が、音楽は時々で、普段は、講演して本を書いている言うと、何について?と聞かれる。
「アメリカを絶対真似しちゃいけない、って話さ」と言うと、「おー」と言って大喜び。何しろヨガの先生と、15歳でタブラを習いにネパールへ行った元少年です。話が弾みます。
「詳しくはFBの翻訳機能を使ってくれ」と言いました。便利です。
いい夜でした。
「社会的養育の力量」、少し難しい言葉を使いましたが、これが、松居和チャンネル:第37回のテーマです。副題は、子育ては、人類にとっての「自然治癒力」、としました。
菅原哲男著「誰がこの子を受けとめるのか」言叢社、からの観察と報告を紹介しました。
(帯より)
虐待を受けた子どもは、いつか親になって、自分の子どもを虐待する親になる。そんな、常識化した負の連鎖を、乗り越えるために。子どもを受け止める、「家族の力量」、「社会的養育の力量」が、いま問われている。
家族の愛に等しい養護を目指した、「光の子どもの家」19年の記録
(ここから私です)
専門家が言う、「専門性」という言葉に騙されてはいけない。彼らの思考の中には、菅原哲男さんが書くような決定的瞬間は一瞬たりとも存在していない。「すくすくジャパン」という名の、馬鹿げた冊子が、それを証明する。対処しようのない決定的瞬間に、対処しようとするのが、子育て。可愛がる、そして、祈る、に還っていく。それしかない。しかし、そこに真の糸口がある。
神話にして守る方がいい、「物事」がある。
学校や保育における制度崩壊を知れば、「預けなくて済む社会状況を作り出す方に、力を入れるべき」なのです。仕組みを変えれば、流れは変わる。母子分離を進める「欲の動機」に囚われた「大元」に対抗する時期なのです。直接給付と「子育て支援センター」、子育てサロンや、その発展系としてのフリースクール、ホームスクールなど、必要に応じて、ゆったりと、額後を決めて作っていけばいいのです。
一割と言われる「不登校児」は、これからもっと増えていく。変な「担任」に当たったら、不登校の方がいい。方法は、ある。方法を見つける過程で、いい「絆」が育つ。
加えて、もっと遡った「耕し」として、小学生からの保育者体験で、「可愛がる」ことの幸せを5、6年生から体験させる。幼児と過ごす時間の「良さ」を知らせる。(第18回「幼児たちが小学生に教える道筋」を、ぜひ、見てください。)
「ママがいい!」を読んで、このチャンネルを広めてください。
義務教育を存続させようとするなら、親たちに、子育てを返していくしかない。親が、自分の人生を考えた時に、ここで、手塩にかけて、丁寧に育てなければ、と思うように、「常識」を手直しするのです。昔は、みんなそうだったように。その道筋に一旦乗って仕舞えば、子育ては、社会全体の自然治癒力になっていく。
この国なら、だいじょうぶ。
まだ、「利他」の土壌が生きている。
子育てを、仕組みが人間から取り上げることで、意欲や、生きる動機がどれほど、削がれていくか。それが、将来、この国にどういう影響を及ぼすか。経団連は、「経済活動の動機」について、真面目に考えた方がいい。
三歳児神話」は、そこに歴然と存在している。そして、忽然と現れる。
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ネットのラジオ番組でインタビューを受けました。以下のリンクで聴くことができます。
https://voicy.jp/channel/4492/6093641
https://r.voicy.jp/W6mGRQ2GKyA
先週の「不思議なライブ」の風景です。こういう次元は、いいなあ。
この夜を創り出した、ギターの中脇さんは、私に松居和チャンネルを始めるように言ってくれた人。作ってくれている人。40年前、高校生の時に私の来日公演に来てくれ、私のアルバムを擦り減るほど、聴いてくれた人。その後、パッフィーとか、キャリーピャムピャムをプロデュースした有名人。
即興なのですが、だからこそ出会いが不思議で、面白い。歌手のアルマさんと、キーボードの安藤さんとは、前日に出会った人。中脇さんの紹介。
後半は、ヨガの先生でマドンナのバックを20年歌っていたドナ、打楽器のJosseに、GlayのTAKUROさんが加わり、私も吹きました。
音楽は、人間に「運命」を感じさせる。
人間は、この次元と、空間を持たせてもらった。
良かった。
自民党の総裁選が終わった。
誰も、いま、学校で教師がいなくなり始め、不登校がこれだけ増えていることについて、言わなかった。子どもたちが、学校へ行くことに怯え始めているのに、言わなかった。
しかも、それは、政治家たちが「経済、経済」と言って、012歳の母子分離を15年間進めてきた結果なのだ。
あと、40万人保育園で預かれば「女性が輝く」、ヒラリー・クリントンがエールを送ってくれました、と、首相が国会で言った時の待機児童が2万人。あれから10年、いまだに子どもたちの「ママがいい!」という願いを無視し、「誰でも通園制度」などと言っている。
野党も、同じ。保育士も教師も、募集しても全く倍率が出ていないのは、知っているはず。人間性で選べなくなっている。
アメリカでは、MAGA (Make America Great Again)「アメリカを、再び、偉大な国に」が、トランプのスローガン。
この馬鹿げた「グレート」という言葉に「自己肯定感」を求め、いつの間にか「欲」に操られている。
それが伝染病のように、日本にも伝わっているのかもしれない。
本来の、この国の文化、「子どもを可愛がる」心の美しさ、そこから生まれる「調和」、人々が信じあう「嬉しさ」を忘れさせている。
トトロの世界、宮沢賢治や世阿弥を生んだ国の本質が、「経済」という言葉で壊されようとしている。
まず、学校を、教師にとっても、親にとっても、何よりも、子どもたちにとって「楽しい」場所にすること、それが一番政治家が取り組まなければいけないことなのに、と、この国の魂たちが悲しんでいる。