インドで過ごした時間が、教えてくれた

インドで過ごした時間が、教えてくれた。子どもは、5歳にもなれば戦力です。一緒に働き、村社会の一員になる。そして、親が、子どもに教えることで、地球上に「忍耐力」が育っていく。互いを「理解」しようとし、信頼の「絆」が生まれる。

5歳にもなれば、子どもは、「子守り」をする。「喜び」ながら。

その歯車を、停めてはいけない。

 

https://youtube.com/shorts/kj8fsgt3lO0?si=qaEZ5WhyoHFiLbdP

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関連チャンネル:松居和チャンネル 第77回「ワーキングマザー」の短歌集。自分のためだけに、存在してほしいと、子どもは望む。

 

 

ここが最前線

松居和チャンネルで、その感性と真摯な姿勢で「司会と聴き役」をしてくれている「さや」さんが、先週の参議院選挙で当選し、議員としての活動を始めます。

70万票という数字は重い。

これだけ多くの人たちが共感したのです。自分の「感性」を信じ、頑張って下さい。

日本という国を評価し、理解しよう、という姿勢は、動機としていいし、私の「思い」とも重なります。もともと音楽を通しての出会いなので、歌声から、私が感じていることもあります。

応援しています。

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火曜日になりました。松居和チャンネル 第78回です。

テーマは、学校で「画一教育ができない」。

そして、副題が、「保育体験に行った夫の顔が、心が洗われたようでした。」

です。

こんなメッセージがチャンネルに届いたのです。非常に、嬉しいです。

先日夫が、初めての「1日保育士体験」に行ってきました。

夕方帰ってくると『どの子もかわいかった』と澄んだ目で話してくれました。心が洗われたような顔でした。

和先生の「意識の次元から変えていく」、胸に響きました。 1人ひとりの心持ちがこだましていきますように。

(ここから私)

日本が、変われるとしたら、ここが最前線。子どもたちが、「親たちの、いい人間性を引き出す」。本来の役割りを、取り戻すことができるかどうか。

それが、人類を救う「最前線」と言ってもいい。

経済が良くなろうと、収入が増えようと、そんな次元で、この国の「良心」は、修復できない。

「豊かさを目指す」と言いながら、「心の豊かさ、謙虚さ」を失っていく。

日本という国には、「経済」という次元では「幸せ」を考えない、「伝統」がある。

「身を捨つる、身はなきものと思う身は、天一自在、疑ひもなき」:木喰上人

目の前にいる、子どもたちの「安心」を願うこと。それに、人生の目標を見ていた人たち。

だから今、子どもの「日常」を預けている「学校」で、「画一教育ができないこと」が致命的になる。政治家による「安請け合い」で、教師の負担は増すばかり。教員不足はすでに決定的。コミュニケーション能力に欠けた「担任」が、「親子」の「一生」を左右している。

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「いい親」であればあるほど、義務教育の破綻は、日々の悲しみや苦しみになって一家を追い詰める。しかし、今回の選挙戦で、その問題を、国を守る「柱」として取り上げた政党は、ない。

すでに、一割が不登校という。

とりあえず、それでいい。

国が、子どもたちを守らないのであれば、親が守ればいい。その意識が、この国を建て直す第一歩。

私が、「経済」という言葉を嫌うのは、それが、過去30年にわたる母子分離政策の土台、言い訳、誤魔化し、に使われてきたから。

グローバル経済は、ほんの一握りの勝者しか生まない。それはすでにわかっていること。しかも、その、一握りの勝者たちが、とんでもない破壊力を、互いに溜め込んでいる。

経済偏重の流れに巻き込まれ、園長先生たちが、子どもたちの「安心」を願わなくなったら、「保育」は、諸刃の剣となる。

そして、「福祉」の怖さは、それが、政治家たちの「選挙」に利用されること。

「子どもの幸せ」を優先しなければ、成立しない仕組みを、「市場原理」と「選挙」で、ここまで壊してきた連中がいる。(このチャンネルでも、その過程については話しました。「ママがいい!」にも書きました。)

親しか投票できない、という仕組みを利用し、「利便性」で票を貪(むさぼ)り、与党も野党も、選挙に勝つことを優先し、この国の「美しさ」を壊していった。その結果、不登校児、幼児虐待過去最多、という数字が残った。

経済学者の多くが、市場原理は、「信頼関係」がなければ機能しない、ということを忘れている。グローバル経済は、「貸し借り」で成り立つ。幼児たちの信頼を無視することで、それが「ただの喧嘩」になろうとしている。

「信用」が潤滑油として不可欠なのに、政治家は、「母子分離」を「子育て安心プラン」と名付け、経済学者や保育学者が、それに反対しなかった。

子どもたちからの「信用」を失うと、市場原理は、破綻へ向かう。それさえもわかっていない。

最初の話に戻ります。

欧米先進国に比べ、まだ家庭に奇跡的に存在している父親たちを、「人間らしく」していけば、(幸せの物差しを、利他の方向に向けていけば)、母親たちは、ずいぶん納得する。「母親」が納得することをしていれば、人類は、大丈夫。

子どもを優先し、その寝顔を起点に、していれば、社会は、夫婦という単位で、鎮まっていくのです。

「ワーキングマザー」の短歌集

松居和チャンネル 第77回、

(テーマは)「ワーキングマザー」の短歌集、です。

副題は、「自分のためだけに、存在してほしいと、子どもは望む」としました。

 

(「ママがいい!」のAmazonのレビューです。

1歳児を持つ母親です。

育児の本質と、その育児がどう社会的に影響するのか、までが書かれています。

ちょうど子供がお腹の風邪で体調が悪く心配で、夜中も起きて子供を見ておこうと眠気覚ましに購入しました。

筆者の口調は強いですが、情熱的で、詩的で、美しいです。

(ここから私)

このレビューは嬉しい。

そして、講演に来てくださった浅羽佐和子さんからいただいた、「いつも空をみて」という短歌集を、今回は紹介しました。

そこには、身が引き締まるような、母の「本音」が詠まれていた。

「句集」からにじみ出る母の苦しみや、悲しみは、いい母親であるほど増してゆく。

だからと言って、この葛藤を、不公平だと、見ないふりをしたり、意図的に減らしてゆくと、同じ量の悲しみを、知らないうちに幼児たちが、負っていく。

悲しみは連鎖し、やがて増幅してゆく。

いい親であるがゆえの、母親の、苦しみや悲しみは、そのまま負っていけば、やがて喜びや期待になって、別の道筋に、導かれてゆくのだと思う。

親は、子どもの寝顔に幸せを感じるといいます。

目の前で、安心し、眠っている姿に、自分の真の価値を知る。

ワーキングマザーは、結果を求める世界に生きています。

しかし、母親は、いい親でいたい、と思った瞬間、すでに「いい親」です。

結果ではなく、その親の心持ちに価値があるのです。

中学生に講演

「さや」さん、参議院選に、出馬宣言!

松居和チャンネル 第76回

(テーマは)親子の絆は、国の土台

副題:「さや」さん、参議院選に、出馬宣言!

です。

小学校で、同級生と話す話題の第一が、「今度のお父さんは、今度のお母さんは」だ、と従姉妹に言われたアメリカ社会。あれからすでに五十年。

そこで、今、何が起こっているのか。刑務所に入っている「女性」が10倍になっている。

親としての「意識」「幸福感」が、人生の中心から外れていった時、義務教育という仕組みが、「どういう役割」を果たしてしまうのか。

親らしさ、という「取り決め」が無いと、成り立たない、義務教育の持つ宿命的「欠陥」について話しました。

その欠陥が、自滅に向かう「攻撃」を仕掛けてくる、市場原理との関係について、知ってほしい。

日本でも、幼児たちが、「ママがいい!」と叫んでも、それに、「慣らされる」仕組が日常化されている。子どもたちが、やがて、そう言わなくなることが、本当に政府が言うように「子育て支援」なのか。実は、人間の「感性」の喪失なのではないか。

都知事が「母子分離」を、自分の「功績」だと言い、マスコミがその「チルドレンファースト」と言う宣言に、疑問を抱かない。決定権のない子どもたちを母親から離しておいて、「チルドレンファースト」は、あまりにもおかしい。「人間性」を馬鹿にしている。

市場原理の「罠」に、気づいて欲しいのです。

 

全国で、一割の小学生が不登校で、その向こうに、三割の、辛そうに通っている子どもたちがいるのです。将来この国を覆う「不信感」の広がりを、早く止めいないと、教員不足は、すでに待ったなしです。

「教育」や「福祉」に、子育ての「喜び」を奪われてはいけない。

教師たちは、その子たちの五才までの「育ち」を知らない人たちだ、ということを、絶対に忘れてはいけない。

 

このチャンネルで相手をしてくれている「さや」さんが、参議院選挙出馬を決意しました。

頑張ってほしい。

すでに、伝えたことがいっぱいあるし、心を込めて聴いてもらった。人間社会は、「伝承」で成り立つ。イデオロギーや論理性ではなく、人間は本来「人柄」で会話をする。

でも、気をつけてほしい。(闘いのための)闘いに巻き込まれないように。時に、静かに歌うことを続け、イデオロギーを超えて、存在して下さい。

「政党」が叫ぶ政策は、選挙のための言葉遊びになっている。攻撃し、分断を招くばかりで、響き方が良くない。

鎮まろうとしていない。

投票できない者たちが、政府によって母子分離させられている不自然な現実、崩壊しつつある教員の質の問題を取り上げる政治家は、私の見ている限り、いない。

弱者のことを本気で心配すると、自分たちのやっている「闘い」の虚しさが、暴かれてしまうからでしょう。

強さではなく、誠実さとか「感性」で、指導者を選ぶ時代になってほしい。

子どもたちが求めているのは、「戦う社会」ではなく、「鎮まる」人々なのです。

ダボス会議に騙されないように

松居和チャンネル 第75回は、タイトルが、「ダボス会議に騙されないように」です。

前にも、触れたのですが、

「日本は、女性の教育レベルが高いにもかかわらず、労働市場でうまく活用されていないため、教育投資に見合うほどの利益が出ていない」(世界経済フォーラム)

という指摘。

余計なお世話です。実の父親が家庭いる確率が半分に満たない欧米には言われたくない。腹が立ちます。

教育レベルと、幸福レベルを、つなげるなど愚の骨頂。

背後に、教育を「投資」見る連中がいる。人間は「役に立つべき」という、欧米社会の強者の物差しがある。だから、012歳の存在意義、「働き」が見えなくなる。

「母親」を労働市場で活用し、人生の価値を「収入」で計るように、経済学者や政治家たちは、仕向ける。母子分離を正当化する。

グローバル経済の中で、人間の本来の思考と、アイデンティティーが抑圧されている。

衆議院に参考人や公述人として呼ばれ、警鐘を鳴らしました。映像が衆議院のホームページにあります。衆議院調査局発行「RESEARCH BUREAU 論究」2019年版に「子供を優先する、子育て支援」というテーマで執筆依頼され、書きました。

国会議員全員に配られたそうです。  

中村柾子先生からの手紙

「最近ある学生さんの書いた文章にとても心を打たれました。…子どもの頃、両親が働いていて、自分は保育園に行っていた。迎えはいつもいちばん最後だった。そのことが悲しかったのではない。その気持ちをわかってくれる人がいれば、子どもは安心できるのだと。

だから自分は、子どもの心がわかる保育者になりたい…と。

とても胸を打たれました。と同時にこの人の強さにも、感動しました。」

(ここから私)

この学生は、自分の悲しみを糧に、子どもたちの幸せを願う人に育ちました。育ちあい、育てあう絆があれば、人間は互いに無限に変化し、成長する可能性を持っています。

その可能性を、より広いものにするために、大人たちは、子どもが安心して育つ環境を作る努力を続けなければなりません。

その努力が、大人たちを育てるからです。

 

子育ては祈り、キリスト教も仏教もそこで繋がる

一昨日、佐賀県唐津のキリスト教保育の方達が、一日保育体験を広めようと、私立幼稚園協会に声をかけて、講演会を主催してくださいました。

唐津ルーテルの佐々木園長とは長い付き合いです。(ご主人と毎週釣りに出ている園長先生です。)去年から母親たち全員を目指し、「父親たちの保育士体験」も、積極的に声がけをして参加率が高いのです。

卒園間近の、まだやっていなかった父親が、お別れ会で他の父親が「良かった、良かった、一生に一度の体験」と言うので、最後の最後の土曜日に、滑り込みでやらせて下さい、と言ってやったそうです。「とにかく、子供が喜びます。」

その園長先生の一言が、この国を建て直すのです。政治家たちが、叫びあっていますが、一つ一つの幼稚園、保育園が、心を一つにする場所になるしかない。この国を、鎮めていくしかない。

そういう話が伝わり、講演会には、二百人の保育者たち、親たちが来てくれました。

西伊豆に続き、佐賀県は拠点になりそうです。来週は、鳥栖ですが、今年は佐賀に5回きます。佐賀では当たり前の「親の保育体験」みたいにならないかな。そうなれば、小学校が甦ってきます。

次の日は、福岡で、浄土宗保育連盟で講演しました。

二時間半も、話しました。

子育ては祈り。お寺とか、教会が、子どもたちを眺める場所、「頼り切って、信じ切って、幸せそう」な子どもたちの存在を、みんなで祝う場所、そして、それが、卒園後も続いていく場所になってくれれば、この国は大丈夫だと思います。

法然上人のお姿をバックに、一生懸命に話しました。

 

(いろんな園で、保育者たち、女性たちが、子どもの幸せを願う気持ちで、まとまり始めています。)

セルバのインタビュー

https://www.youtube.com/watch?v=h3OpPP_JY_g

ドキュメンタリー映画「シスター・チャンドラとシャクティの踊り手たち」から。セルバのインタビュー。(クリックしてご覧ください。)

インド人の9割以上が親の決めた相手と結婚して行きます。これを人権問題とか、先進的意識の未熟さと見るのは簡単ですが、伝統的な親子の信頼関係、その宣言ととらえることも出来ます。先進国社会で失われつつある家族の信頼関係からくる安心感。私には、インドの現実が、我々がそれから何かを学ばなければいけない人類の長い歴史のように思えます。何が遺伝子に叶っているのか、セルバの表情を見ていると、そんなことさえ考えます。
信じることで互いを育てあう、「親子」という絆のひとつの完成したかたちを見るのです。

 

熱血校長、中村諭先生と再会。(致知出版で)

久しぶりに、致知出版に行った。二十二年前に中村諭先生とした対談のコピーをいただいた。懐かしかった。中学校の校長先生で、熱血指導の「涙の卒業式」で有名な、私の同志です。そのエピソードが、金八先生にも使われた、素晴らしい著書もある。今の、私の活動は、弔い合戦のような気がするのです。松居は、頑張っております。

致知出版で、

中村先生のクリアファイル

私の同志たち。保幼小中連携の志士たちです。

 

左から、

真美ヶ丘保育所の元所長、竹村寿美子先生

宝塚の、中村諭校長先生

百ます計算、早寝早起き、朝ごはん、の元立命館小学校校長の、陰山英男先生。

私は、素晴らしい同志たちに恵まれました。感謝です。

ショート「0歳児を眺めていれば」

 

体験に基づかない情報を知識だと思っているから、マスコミや政治家が、平気で、母子分離を肯定する報道や発言をする。「ママがいい!」という言葉の意味さえ理解しない。

0歳児を眺めることで、人間は、自分を知る。その、出発点に立つ。みんなで一緒に、それをすれば、「魂の絆」、社会性が育つのです。

第16回 松居和チャンネル

子守唄が人類を導く

~義務教育の中に、幼児たちとの会話を~:をぜひ参考にして下さい。

https://youtu.be/cdq-2w3aJZE

 

「父の日」一網打尽です。

「父の日」、東松山の「ひさみ幼稚園」で、父親200人に、午前と午後二回に分けて、講演をしました。

一網打尽です。
父親ばかり、一網打尽は、嬉しい。
こんなことが出来る国は、世界中どこ探しても、ない。

その、風景としての「嬉しさ」が一つ。まだ、幼児の父親たちが、ほとんどの家庭にいる。これは、半数近くが「未婚の母」から生まれる欧米では、考えられないこと。
それが、日本の、絶対的な素晴らしさ、なのです。

日本は、先進国の中では、唯一「人間らしい」稀有の国。
幼稚園で、私が一時間父親たちに話をすれば、一家の人生をいい方向に向けることができる。
父親たちが、「外堀」(そとぼり)なのです。ここで守っておけば、母親たちは大丈夫だと思う。
それが、出来る国だから、一層腹立たしいのです。いまだに、母子分離で、家庭崩壊を助長し続ける国の方策が……。

乳幼児期の母子分離を、自分の功績のように吹聴し、それを「チルドレンファースト」と東京都知事が言う。わざわざ英語を使って、日本の伝統を消そうとする。それを言わせておくマスコミが、一番間が抜けている。「それは、チルドレン ラストだろう」と誰も言わない。

父親たちに、
「この時期に、子どもたちに『人間らしく』してもらって下さい」、「親父の会で、月に一度集まって、仲良くする姿を子どもたちに見せれば、小学校でいじめが減るんだから」と、「魂の講演」をすると、父親たちが生き返ってくるのです。元々、父親たちは、いつまで経っても中身は「子ども」なので、話が早い。

その後、子どもたち(神様)と交わる時の顔が、イキイキと輝いてました、と園の先生たちが嬉しそうに報告してくれました。
峯園長、ご苦労様です。父親たちを真っ当な人間に育てるべく、よろしくお願いします
祈り、を社会に取り戻すために。

(「父の日」でなくてもいいのです。父親たちに講演させてください。とても、効き目があります。夫婦揃って、もなかなか良い。いつでも、連絡ください。matsuikazu6@gmail.com)