松居和チャンネル 第69回のテーマは、
「世界の情勢と、父親像、母親像」
副題が。「自己肯定感なんて、海に捨てちゃえ!」です。
世界を眺めると、自分を肯定しようとする乱暴者、いじめっ子(Bully)が、「市場原理」に便乗し、人間社会を支配しようとしている。人間性が問われる前に、支配する「能力」で評価される社会的風潮が、弱者を苦しめている。
その波に、日本は、呑み込まれてはいけない。
多くの人が、子育てを「優先」するから、モラルや秩序は保たれる。
自己を肯定する前に、子どもを優先する。その古(いにしえ)のルールが生きている国なのです。
先進国で唯一、子どもが生まれた時に、ほとんどの家庭に「実の父親」が存在する国。男たちが「幼児」によって育てられる「機会と可能性」を持っている「国」。
家庭に、父親が含まれている、この究極の「インクルーシブ」、「常識」は、欧米社会が望んでも、もう手に入れることのできない、再生不能な「安心、安全」でもあるのです。
人生を損得で測ってはいけない。数年間、幼児を育てながら、人間は、「利他」の幸福観を身につけていく。欧米人が憧れる、日本の「空気感」が、幼児を眺める「静けさ」の中に、ある。だから、辛うじて、学校も、まだその体(てい)を成している。
家庭での「読み聞かせ」と、園での「保育者体験」。この二つだけでいい。それで、この国を守れる。
(一般公開の講演会です。ぜひ、ご参加ください)
「ママがいい!」、ぜひ、ご一読ください。