菅原哲男先生は、養護施設を、「居続ける人」を奪われた環境、という言い方をされる。
「光の子どもの家」の目標として、
「産まれてきてよかった」と思えること、
次に両親に対して「産んでくれてありがとう」と思えること、
最後に、「施設に来た経緯が自分にとっては必要だった」と思えること、を挙げられる。
(光の子どもの家:創立者インタビュー、より)
子育てのために、キャリアを犠牲にしてはいけない、と母子分離を進めようとする、こども家庭庁に、聴かせたい言葉です。道筋が、制度や仕組みによって「仕分けられた」先進国社会で、いままであり得なかった、不自然な「出会い」が、魂の次元で起こっている。
幼児たちとの出会い、交わりを復活させ、考える機会を増やしていくしかない、と思う。
頼り切って、信じ切って、幸せそう。
人間社会を、幸せに整えてきた「四歳児」たちの役割、その信頼に、政府が応えていない。
三歳児神話に守られてきた、大切な人たちを、母子分離と長時間保育で脅かす。