親身な助産師さんに救われ、人生を導かれる一家がある

日本助産師会関東地区の研修会で、静岡で講演しました。常日頃から、命の誕生に関わっている人たち。元気で、根性があって、生き生きしている。

子育ての「始まり」のところにいる保育士や、助産師さんたちが、012歳を長時間母親から引き離すのは「可哀想」という意識、「母性」を取り戻す「意識改革」を主導してほしい。

そう思って、私も一生懸命話しました。

彼女たちの母性が、教育長や市長を説得した時、社会は、再び「子育て」でまとまるようになる。

人類が続いていくために、一番大切な「共通性」は、「誕生を祝う」、そして「可愛がる」です。

親子に、子どもが生まれる前から話しかけ、「流れ」をつくる人たちの存在は、尊くて、格別です。

親身な助産師さんに救われ、人生を導かれる一家がある。

「新しい、命を、待つ」、ことから教える。共に祝い、慈しむ「手順」を伝え、社会を整える。

この人たちがつけた道筋に、幼稚園や保育園に繋がって、親心の「ビオトープ」が回り始めてくれたら。

そんな思いで、講演しました。

「父親像、母親像」を語る前に、「012歳像」がなければいけない。そこが一番揺るがない。それが日本文化の中心なのだから、風景の中に、たくさん残っている。

「喋れない」から始まり、心が通じるようになり、「想像力」によって、自分を「理解しようとする力」が深まり、「生きる力」が、満ちてくる。

その、プロセスが、大事です。