フレデリックのように、その機会をじっと待っている

松居和チャンネル第54回

(テーマ)谷川俊太郎さん、逝く。詩人や音楽家の役割

副題:助産師さんが、人生の道筋をつけていた。

 

この回の最後に、私にとっての三賢人の写真を載せました。

谷川さん、堀内誠一さん、安野光雅先生。(堀内紅子さん提供)

懐かしい、姿です。

谷川さんは、4冊目の本に推薦を書いてくれました。堀内さんは、二十歳の時、パリで、三か月居候させてくれました。安野先生は、私の小学校の工作の先生です。

保育や子育ての問題を、心の中で、密かに相談します。この人たちが、国の進路を考えていれば……、とつくづく思います。でも、この人たちは、学問には近寄らないし、競争には加わらない。

フレデリックのように。その機会をじっと待っている。

絵本という種を蒔き、期待をしながら、待っている。

私は、幼稚園、保育園にお願いします。この人たちが蒔いた種が花開くように、お水をお願いします。

心を一つに、可愛がる、寄り添う、家庭での「読み聞かせ」を、よろしくお願いいたします。