家庭科の時間に、中学生が見つめる、赤ちゃんを抱いているお母さんの姿は、「真実の風景」で、カソリックの人たちが信仰している、「聖母子像」もそう。
母親が、神様を、抱いている。
この構図が、社会が調和へ向かう「動機」になって、人類はここまで続いてきた。それを自分自身の心の動きを体験することで、理解する。義務教育でやってほしい。
家庭科の時間に、お母さんから、赤ん坊を託され、信じてもらったことが、中学生の心に「生きる動機」となって残る。
赤ん坊を抱っこしてほしい、と思う「母の気持ち」が、次世代を育てている。
その時の「つながり」、信頼が、やがて、自分の子どもの環境にもなる。そのことを、母は、本能的に、知っている。
伝承の中には、必ず「美しさ」がある。三歳児神話も、そう。