学校や幼稚園・保育園が、一つの村社会のような役割を果たす

一家でする「体験」が、人間の育ちにはいい。年齢を越えた絆が、社会を安定させるために、不可欠なのです。

色々「仕組み」ができて、その体験が減ることで、012歳を預けることを、可哀想だと思わない人が増えてくる。

それは神の作った道ではなく、市場原理が作った道筋で、とても不自然で危うい。

可哀想だ、と思うことは、自分がいい人間だ、と思うこと。そういう人が常に繰り返し生まれていくのが、人間社会だった。

子育ては、本来、一家でやるものです。

そして、学校や幼稚園・保育園という単位が、一つの村社会のような役割を果たし、助けあい、喜びを、分かち合う。

今、「村」という集まり方が必要ではなくなってきた。ですが、子育てには、必要なのです。

家族という柱を失うと、社会全体が、うまく機能しなくなるのです。