幼保一体化は阻止出来るかもしれません

 いま政府が次の国会にかけようとしている子ども・子育て新システム、私も阻止するために努力していますが、幼稚園と保育園の一体化部分は止まりそうです。

 幼稚園も保育園も、どちらも長い伝統とそれぞれの勉強、研究の歴史があります。こんなに簡単に雇用・労働施策で一体化させられるなど、とんでもない話です。子どもたちの成長に大切な役割りを果たして来た保育界に対する敬意が感じられない。
 現場も親たちも誰も望んでいない。愚策と言おうか、こんな施策が簡単に通ると思っていること自体、政府は保育をあまりにも軽く見ている。これ以上無理に進めたら、現政権にとって致命傷になるかもしれません。日本では、まだ6割の子どもが幼稚園を卒園しています。私立幼稚園連合会では全国で一千万人の反対署名を集めようと準備をしています。

 しかし、幼稚園が一体化から外れそうだからと言って、ここで安心してはいけません。幼稚園と保育園がそれこそ「一体」になって新システムそのものに反対しないと、またいつか政治家の思いつきで保育の質が揺らぐかもしれません。

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