いい先生が去っていく

こども家庭庁が出した「子ども未来戦略」(令和5年6月13日閣議決定)は、「キャリアや趣味など人生の幅を狭めることなく、夢を追いかけられる」ように、誰でもいつでも子どもを預けられることが「子育て安心」なのだ、としている。
経済論で、人間が、本来持つ感性を失わせるように仕向けている。
政府が、保育という仕組みを、安心して預けられるようにしようとしているならまだしも、この20年間の乱暴な規制緩和と、質の低下を考えれば、政府の子ども未来戦略は稚拙な罠、悪質な詭弁としか思えない。いよいよ学校が犠牲になろうとしている。いい先生が去っていく。