「子育ては、専門家に任せておけばいいのよ」

民主党政権下、母子分離を「幼保一体化」で進めようとした小宮山洋子元厚労大臣が、自著に書いている。

「希望するすべての子どもに、家庭以外の居場所を作ります」。

自民党が進める「子ども・子育て支援新制度」は、小宮山氏が進めた「子ども・子育て新システム」の表紙を三党合意で変えたもの。

「家庭以外の居場所を子どもたちが希望するようになったら」、人類は、お終い。政治家は、そんなこともわかっていない。

人間社会の、全ての絆の「架け橋」となるべく生まれてきた「子どもたち」が、家庭で「活躍」できなくなったら、親たちが、自主性とか、自己実現とか、言い始めたら、混沌は広がるばかり。

「子育ては、専門家に任せておけばいいのよ」と言う人を、厚労大臣にすることが、そもそも、おかしい。

幼稚園か、保育園か、という「悩みを無くし」、親が育っていく「決断の機会」をなくし、幼稚園を保育園化する、幼保一体化路線が、この時、始まった。

親たちの後ろめたさを薄めるために、子どもたちと保育士たち、やがて教師たちが、犠牲になっていった。もう限界を超えている。保育士養成校が定員割れになり、閉鎖されていく。 

それでも、子どもたちは、園に「楽しみ」を求めて、登園してくる。

それに応えようとするのが、私たちの役割です。😀

できることは、まだ沢山あります。よろしく、お願い致します。