青山学院のCチャペルで

 10月27日、青山学院大学相模原キャンパスのチャペルでシスターがお祈りをし、お話をし、シャクティの娘たちが踊ります。その打ち合わせに伊藤先生に会いに行ってきました。青山にある青山学院は、私も保育関係の先生たちに講演をしたこともあり、母の母校でもあるので知っていましたが、相模原キャンパスがこれほどの物と知らなかったのでちょっと感激でした。広く美しく、調和の感じられる整った静かなキャンパスでした。

 真ん中にチャペルがあって、私もその日の礼拝に参加しました。聖書の話が、集まって来る者、約束していて来ない者、という話だったので、いまの自分にあてはめながら考えました。シャクティのプロジェクトをしていると、シスターが修道女ということもあり、天命とか道、といった次元で意識する機会が増えます。切符の売れ行きは心配ですが、この試練を引き受けなければ感じたりすることがなかった、やってみるものだな、と背中を押してくれた山田さんや小松さんに感謝です。
 このチャペルでシャクティが踊っている姿を想像して、わくわくしました。今現在、それがイメージ出来るは自分だけと思うとラッキーな感じ。10時15分に始まります。ぜひ、礼拝にいらして下さい。27日です。
 そのあと、玉川聖学院へ行ってバートン先生とお話をしました。ここでも礼拝で中学生高校生の女の子たちにシャクティの踊りを見てもらうことになるかもしれません。
 帰り際に、バートン先生から「声なき者達のための声」というブックレットをいただきました。(ネットに色々載っています。ぜひご覧下さい。)シャクティの娘たちの日常に関わる世界中の不当な悲劇が書かれていました。シャクティの娘たちの叩く太鼓の音はそのまま「声なき者達のための声」です。世界中で少女たちが受けている不当な扱いを読んでいると、人間の、特に男の残酷さに気づきます。そのいくつかはインドが舞台です。インドでは毎年二万五千人の女性が主に持参金をめぐる問題で、台所で灯油事故に見せかけて焼かれているのです。そうした現実と紙一重のところでシャクティは踊っています。
 いい時に大切な本をいただきました。
 教頭の水口先生のお書きになった「陽だまりの窓辺から」という本もいただきました。「陽だまりの教室で、私たちは多くのことを学んできた。もう一度、学校教育を信じよう」と帯に書いてありました。「信じよう」この言葉から、人間の自浄作業が始まるのだと思います。学校を信じる、それがスタートなんだ、と改めて肝に銘じました。
 水口先生は、以前キリスト教学校同盟の会で私の講演を聴いたことがありますよ、とおっしゃいました。少し、焦りました。
 親子は、昔から宗教に囲まれて一緒に育ってきました。どんな宗教、アニミズムであれ、親子は神に見られていることを意識し時間と食べ物をわかちあって来たのです。
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