「本当に、預けていいのかい?」

松居和チャンネル 第74回、(テーマは)「本当に、預けていいのかい?」、です。

以前は、保育園の園長先生たちが、よく母親たちに言った言葉です。保育が、「福祉」とか「サービス産業」に取り込まれる前のことです。

副題が、『昔、親たちは、園長の「人柄」と会話をした』

としました。

都議会選挙で、小池知事が、無償化とか規制緩和で、012歳児の母子分離をどれだけ進めたか、を「功績」のように言う。三歳未満児の母子分離推進施策を、「チルドレンファースト」と言うのだから、出発点から、支離滅裂で、話にならない。子どもの気持ちなど何も考えていない。横文字にしたら、進歩なんだ、みたいな稚拙な政治手法は、いい加減にしてほしい。

一緒に子どもを育て、見守っている大人たちは、お互いの「人柄」と、会話をする。社会に必要な「信頼関係」の土台は、幼児の未来を心配し、「心を一つにする」ことから、始まるのです。

だから、以前、園長たちは、「本当に、預けていいのかい?」と母親たちに問いかけた。

 

東松山のひさみ幼稚園で、父親200人、一網打尽で講演しました。

父親ばかり、一網打尽は、嬉しい。こんなことが出来る国は、世界中どこ探しても、ない。その、風景としての「嬉しさ」が一つ。まだ、幼児の父親たちが、ほとんどの家庭にいる。これは、半数近くが「未婚の母」から生まれる欧米では、考えられないこと。

それが、日本の素晴らしさ、です。

先進国の中では、唯一「人間らしい」稀有の国なのです