中学生たちとの対話

講演した中学生からの感想文が届きました。一年生から三年生まで、様々です。さっそくお礼のメールを先生に送りました。

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 感想文ありがとうございました。

 私のために選ばれた言葉の数々で、本当に感謝です。

 こんなにわかっていてくれたのか、と安心するやら嬉しいやら。

 封筒あける時は結構ドキドキしました。

 「あの人の話を聞いて、久しぶりに聞く気になった。すごく人の事を考えてるなって思った。自分が4才の時を思い出した。もう一度ききたい。 ためになった! 言葉じゃ表せない!」

 は、音楽家でもある私には特に嬉しかったです。

 いままでもらった感想文集の中で、一番響いてきて、温かかったです。いい子たちですね。

 OOさんの私への質問ですが、本人に会わずに答えるのは難しいので、どのように答えるかは先生のご判断にお任せします。(離婚した母が再婚する。本心では継父と一緒にいたくない、でも、本当の事を言えません、という質問です。)

 とても素直な悩みと質問です。

 文章を読んでいると理解力のある人ですし観察力も分析力もあります。でも、この状況に正解はありませんね。どういう行動が良い結果を生むのか誰にもわからない、ということです。継父が良い人である事を祈るばかりです。

 こうしてほしいなと思うのは、良い自分を保つために、できるだけ幼児と接する時間を作ってほしい、ということです。卒園した幼稚園や保育園を訪ねて手伝いをしたり、幼児と遊んだりしてあの人たちと接する時間をとれば、この子はちゃんと答えのようなものを見つけていくはずです。すべて相対性のものですから、母親がどう変わってゆくかによって、継父との関係がどうなってゆくかによって、この子は、様々な苦しみや安らぎを体験するのでしょう。どんな時でも彼女が精神的に安定していることが、一家にとって、たいせつな柱になるはずです。彼女の存在が一家に安心と癒しを与えて、みんなを落ち着かせるのです。

 それには意識的に幼児と接していること。自分の価値を鏡になって見せてくれる人たちに囲まれていること。

 そして、常に相談相手をまわりに持っていることです。

 この人は理性と感性のバランスが良く、研究心があって学ぼうとする力が強いので、自分の相談相手を育てるタイプの人です。友だち、先生、祖父母、親戚、相談すればするほど相手を育てます。

 私もちょっと育てられている感じがします。

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 「よくわからなかったけど、聞いてよかった」

 「いつでも無言の愛というやつはとてもいいと思っております」

 「話が難しく思えましたが、生きていくうえでは大切なことだと思いました」

 「自分も小さい子たちにはげまされて、育てられたいです」

 「自分が親になって困ることより『いいな』と思う方が多くなる日が来ると思うと、とても楽しみになりました」

 「幸せについて、きちんと語る人はめずらしいです。ぜひ、次の講演も頑張ってください」

 「親になりたいと思いました。今日のお話しは、私の成長につながったと思います」

 「私たちは親に育てられているだけではなく、私たちも親を育てているとゆう話を聞いて、なんていえばいいかわかりませんが、話にひきつけられました」

 「松居さんが一年生からの質問の答えを、全て精神的なことで答えていたので、子どもを泣き止ますためには、まず自分が落ち着いて、それから自分でどうすればいいか考えるのが大事なんだなあ、と思いました」

 「非常に実になるお話を聞くことができ、とても嬉しいです。『幸せのものさし』という言葉をよく使われていましたが、あれは自分の価値観ということなんでしょうか。自分も職場体験で幼稚園に行き、園児たちが自分の行動一つ一つに笑顔を見せてくれて、松居さんの『幸せのものさし』というものがよくわかった気がしました。子を育てるという行為が、逆に自分を育てることにつながるという話が一番お話の中で共感でき、印象に残りました。松居さんの色々な経験談を聞けて、本当に自分の物事を見る目が変わりました。とても良かったです」

        ーーーありがたい言葉をたくさん、いただきました。ーーー

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