「子育て」に人生を委ねる

松居和チャンネル 第92回、

(テーマは)「子育て」に人生を委ねる

副題は:幼児と会話をすることは、自分の「いい人間性」と会話をすること

「子育て」をしなければ、人類は滅ぶ。それに、意義を唱える人はいない。

人類が、哺乳類である限り、子育てにおける「性的役割分担」は不可欠です。特に女性の「妊娠、出産、授乳」が「子育て」の出発点にあって、言い換えれば、人間たちが育つ「コミュニケーション」の最初に、「ママがいい!」という言葉がある。その信頼に応えながら、人類は、自分の「良さ」に気づく。そして、幼児を眺めて生まれる「助け合い」が、「社会」になっていく。

自分の「いい人間性」を体験する幸福感は、誰かが、代替できるものではない。

その「道筋」に人生を委ね、社会に、モラルと秩序が生まれるのですから、誰かが「代わって」はいけないものなのです。しかも、その道筋に人生を委ねるのが、一番確実なのです。

政府による「母子分離政策」の危険性に気づいてほしい。先進国社会の「混乱」と「混沌」の全てが、母子分離と、父親たちの責任放棄から始まっている。

 

40年前、私が学んだ「保育界」は、「祖母の心」を中心に、成り立っていました。

「長時間保育は可哀想」、「0歳を預けるなど、 とんでもない」。そう思う「母性」を、現場を知らない「保育学者」たちが「机 上の論理」で次々に否定し、国は、安心して三歳未満児を預けるように、と責任回避を促し、「現場」を追い詰めたのです。それが、学校教育の破綻につながっている。

不登校児の急増、愛着障害と思われる担任による悲惨なクラス運営、不適格な教師を抱えた、職員室が、殺伐としている。

「教師は資格なしでもできる」と文科省は、盛んに宣伝し、教員を募集しています。ですが、こんな施策は焼け石に水。義務教育の質は、さらに下がっていく。

「子ども真ん中」が聞いてあきれる。

政府の無謀な「母子分離政策」に対する怒りが、いま「保育士の一斉退職」 という報道になって現れる。

これをされると、私立の保育園はたまらない。

園長、設置者が精神的に追い込まれている。

「良心捨てるか、園長辞めるか」、そんな葛藤の中でも、園児は毎朝登園してくるのです。

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