松居和チャンネル 第88回は、一通の母親からの手紙で始まります。
副題は、「抱っこで、心を重ねること」。
「発達」という言葉に追い詰められた母親が、「抱っこ」で宇宙とつながる話です。
そして、福祉における「二つの最前線」についても話します。
(手紙から)
『いつか「追いつくんじゃないか?」と
期待する育児、比較する育児になってしまい
当時、長女のペースを無視した育児をしていた、私でした』
母親の告白を読んでいいると、こういう手紙が来る「本」を書いたことが、嬉しく、こういう手紙が届くチャンネルを開いていることが、励みになるのです。
みんなが、体験を分かち合う場になってほしい。
「抱っこ」は、人類の進化の基本、というメッセージは、実体験だから、強い。専門家や、学問の「支配」から、「抱っこ」で、親子が解放されていく。
「ママがいい!」は、人間のコミュニケーションの出発点、と言い続けてきました。
しかし、その言葉が、なぜ、これほどまでに政府の保育施策において避けられてきたのか。
小学校における学級崩壊や、不登校の原因は、すべて「抱っこ」の足りなさに原因があるのではないか、そんな示唆に富んだ「手紙」です。
その次に、経済同友会の「馬鹿げた」提言について話します。
母親が「抱っこ」で乗り越えたのが、一つの「最前線」。
そして、経済主体にしか考えられない、男たちの、仕組みで世の中が「操れる」という思い込みと、子どもを可愛がる園長たちの嘆きがぶつかっている。それが、もう一つの最前線。
そんな話です。
#保育 #子育て #母子分離 #松居和 #ママがいい