「子供優先の、子育て支援」を読んだ園長先生から

「論究」の私の寄稿文を読んだ保育園の園長先生から、

今晩は!

本年もよろしくお願い致します。

冊子のコピーを沢山作り、昨日市長、議長、保育課長、副支部長に手渡しました。これから近隣の小学校の校長先生等に配布する予定です。

というメールが来ました。

手渡し、はありがたいです。本当に、ありがたい。現場から直接、このままでは無理です、という声が伝わらないとなかなか変わらない。切実さ、に実感がともなわない。子ども優先の姿勢がただの情報ではなく、現場の思いと重なっていかないと、保育の質が保たれていることにはならない。ありがとうございます。

(別の保育園の園長先生から)

松居先生様

昨晩、読み始めたら止まらず、気が付いたら、なんと3時半でした。従って3時間しか眠っていないのに、

本日、園児内科健診でしたが、全園児に対応でき、目は冴えています。先生の論究・論文の刺激で、興奮冷めやらぬゆえんと思います。

保育園を語って下さる方は、多々居りますが、先生の様な保育園の真髄を解って!悟って!論じて頂ける方は少なく、他の方の持論を色々見聞きはしていますが、納得できない箇所にいつも出会ってしまいます。でも、和先生の一字一句は、本当に心に染み入ります。そして、私の心の迷いを消してくれます。

今回は、衆議院の方々に、冊子で配布となったとの事!嬉しく思いました。しかし、衆議院の方々が、先生の様に体験経験した方は存在していますでしょうか・・・汲み取る事ができますでしょうか・・・時に幼稚っぽい言動があったり、考え方があったり、坊ちゃん嬢ちゃんの育ちで、どんな事を感じ、国民に分かる取り組み、心のこもったお話をして下さるのかが、甚だ疑問です!

保育料無償化になった事により、「みんなにそうしてあげたよ・・・」なんて思っていないでしょうかねぇ・・・?

是非是非、学びと今後の取り組みに生きて欲しいと、願います。永久保存版で読んで欲しいと思います。和先生と衆議院の方々との席が多くなる事を節に願って居ります。

論文にもありましたが、株式会社設立についての箇所は、納得はできますが、我が園は保育の為の会社設立であり、営利を目的には、全くなっておりません!子どもたち主役の取り組みをして居ります。そんな保育園作りをしている民間保育園もある事を、どこかの隅っこにでもかまいませんので、置いて頂けましたら、幸いです。

園舎等のきらびやかさや、子ども主役でなく、保護者へのサービスの過多や、なんの為の保育?だれの為の保育?保護者が何もせず全てを保育園に任せる等々・・気になる株式会社保育園は、近隣にも確かに多々あります。サービス業として捉えている議員さんも多いと思って居ります。手間暇かけて・・・手塩にかけて・・・子どもを真ん中に保護者と保育士が手を取り合って大人の背中から学ぶ事ができるよう、園長として日々、初心を忘れず取り組んでいる、一個人ではありますが、保育士&園長が居る事を記したいです。

別途言い訳有・・・

(株式会社は設立の手段だった・・嫁ゆえに・・・社会福祉法人にする事ができなかった事実があります。

なぜ?夫は末っ子長男・一応世間では旧家扱いの家族・・そこへ嫁いだ私!保育園作りが、2.3年で閉鎖に追い込まれた場合、社会福祉法人は、土地没収となる!嫁としてはこれは無理だった・・考えた末、身の安全を考えての株式会社設立!・・

ここまで書いてハタと思う!やはり株式会社は動機不純なりだー!!笑って下さい・・・トホホ)

2月に入り、令和2年度の行事が決定致します。

和先生への講演も盛り込む予定です。今年は父親との取り組みにしたいと思って居ります。決まり次第、お願いのメールをいれさせて頂きます。

令和2年1月15日

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(社会福祉法人という仕組みは、子どもの最善の利益を優先する、という保育指針の趣旨からすれば、良い仕組みですが、それゆえの縛りがあり、仕組みが始まった頃の経緯や歴史がいまも影響を及ぼしています。メールをいただいた園長先生のケースは、講演にも行っているのでよくわかりますが、株式会社としては特殊なケースなのです。子どもたちの願いを最優先に、親を育てる、親が自然に育っていく、素晴らしい保育をされています。

社会福祉法人は、株式会社の、株主の利益を追求するという目標に比べれば、いま必要な「親心を耕す」という必要性にかなっているのですが、所詮仕組みは仕組み。保育は、園長先生の「意識」の問題です。

私が論文で言いたかったのは、政府の施策による仕組みの改変が、子どもたちの願いと離れて行っている、それに気づいてほしい、ということです。このまま子どもたちの要望を裏切り続けていくと、その反動は必ず来る、ということです。先生、ありがとうございます。)

(講演依頼は、matsuikazu6@gmail.comまでどうぞ。どこへでも参ります。)

衆議院調査局「RESEARCH BUREAU 論究 第16号 2019.12」への提言論文、「子供を優先する、子育て支援」ぜひご一読ください。衆議院、論究、松居和、で検索しても出てきます。アドレスはこちらです。推薦、拡散していただければ幸いです。

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/63da430ca66f6757492574180016fd6e/b3bb20d8d63d8d67492584d9002f58a7/$FILE/2019ron16.pdf