宗教国際映画祭の招待作品になりました。 2008.0718

ヒューストンの映画祭にノミネートされた時は、驚きと嬉しさで体中が暑くなりました。いいものを作ったという気持ちはあったのですが、それがこういう公の場で評価される喜びは格別でした。世界のどこかで自分の作った作品が上映されている。シスターの笑顔と決意が人々に語りかけている。イマジネーションが広がります。私は、どうやら人生の半分このイマジネーションの世界で生きているようです。(児童文学の読み過ぎかもしれない。)
先週、もう一つ招待作品が決まったみたいです。イタリアのトレントという街で行われる宗教国際映画祭です。宗教に関連のある映画を世界中から集める映画祭で、宗教を越えて絆を深めよう、宗教間の相互理解を深めよう、という主旨です。シスター・チャンドラが映画の中で語っている、アートは宗教を越えて人間たちの心にうったえかける、という言葉そのものの映画祭。ノミネーションが決まると、ローマやエルサレムでも上映されます。シスターのメッセージが世界に広がりますように。

私の好きな児童文学
「私たちの島で」リンドグレーン
「飛ぶ教室」ケストナー
「農場の少年」ワイルダー
「太陽の戦士」サトクリフ
「トムは真夜中の庭で」ピアス
「からすが池の魔女」スピア
「急げ草原の王のもとへ」ヘップナー
「バンビ」ザルテン(白水社版特に良し「バンビの子どもたち」も深いです。)
「ピーターパン」バリー(フックはハープシコードの名手です)
「農夫ジャイルスの冒険」トールキン(もちろん「指輪物語」も)
ドリトル先生、特に「秘密の湖」ロフティング
「ナルニア国ものがたり」ルイス
新美南吉、宮沢賢治、凄い!

まだまだたくさんありますが、こうして思いつくままに書き出してみると、今作っている映像や絵本、講演、児童文学からの影響が濃いですね。子どもの視点は宇宙的であり哲学的ですね。教育委員としての発言に役に立っているのはワイルダーです。「農場の少年」には、労働と子育ての関係や、学校というものの存在が、家庭との対立関係と共にくっきり見えてきます。

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