幼児は、例外的 な場合を除き、その母から引き離されてはならない。

松居和チャンネル第93回は、

(テーマ) 国連、子どもの権利宣言

副題: 幼児は、例外的 な場合を除き、その母から引き離されてはならない。

六十年前に、今の「子どもの権利条約」の前身として国連で採択された、「子どもの人権宣言」、

「幼児は、例外的 な場合を除き、その母から引き離されてはならない」と、ハッキリ書かれていた。

3歳児神話は、当時から国連で採択される「グロー バルスタンダード」だった。そこから、なぜ、「母」という言葉が消されたのか。大人の「利権争い」が、「人間性」に取って代わろうとしていたのです。

結果起こった「家庭崩壊」の流れが、今、全世界で、学校教育と福祉を追い詰めている。

「母」という言葉から目を逸らして、人類は成り立たない。そんな中、日本という、欧米に比べれば、まだまだ素晴らしい国で、こんなメールが、保育士からくるのです。

「正直、可哀想すぎて胸がつぶれます。早期から母子分離という虐待のお手伝いをするために国家資格を取ったわけじゃないのにな。預けなくて済む、ありっ たけを考えてやれよ」

一方で、保育学者に影響された「業者」から、「母子分離を可哀想、と思う人は、保育士には向かない」という指摘が来る。

そう、この「保育」という新しい、不自然な「やり方」は、人間には向いていない。だから、自然な反応として、保育士や教師の「成り手」がいなくなる。倍率が出ないと、連鎖反応のように質が下がっていく。

子どもたちの「ママがいい!」という叫びが、不登校という形で「過去最多」になっています。

引きこもりも、過去最多、その平均年齢が40歳を超えている。すでに、それだけの時間が過ぎたのです。

「ママがいい!」という、子どもたちの願い、主張を、政府や保育学者たちは、いまこそ、心を込めて受け止めてほしい。できることは確実にある。「ママがいい!」に書きました。すでにやっている自治体もある。最近の、保育士による不適切保育の実態報道を見ればわかるでしょう。これ以上言い訳や、誤魔化しは通用しない。待ったなしの状況なのです。

一日保育士体験、そこからです。

保育園に、お父さん、お母さんが来ると、とにかく「子どもが喜ぶ」。その駆け引きのない「自慢げな」心が、仕組みにもう一度「魂」を与える。

いつでも、親に見せられる保育をする。この「常識」を取り戻さないと、保育界はやがて崩壊する。

素晴らしい園長先生との出会いが、親子、一家の人生を変えます。そういう園長先生を、親たち、みんなで大事にしてほしい。「園」を故郷(ふるさと)にしてほしい。

「ママがいい!」、ぜひ、読んでみて下さい。今週も、Amazonの福祉部門、第一位です。

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「子育て」に人生を委ねる

松居和チャンネル 第92回、

(テーマは)「子育て」に人生を委ねる

副題は:幼児と会話をすることは、自分の「いい人間性」と会話をすること

「子育て」をしなければ、人類は滅ぶ。それに、意義を唱える人はいない。

人類が、哺乳類である限り、子育てにおける「性的役割分担」は不可欠です。特に女性の「妊娠、出産、授乳」が「子育て」の出発点にあって、言い換えれば、人間たちが育つ「コミュニケーション」の最初に、「ママがいい!」という言葉がある。その信頼に応えながら、人類は、自分の「良さ」に気づく。そして、幼児を眺めて生まれる「助け合い」が、「社会」になっていく。

自分の「いい人間性」を体験する幸福感は、誰かが、代替できるものではない。

その「道筋」に人生を委ね、社会に、モラルと秩序が生まれるのですから、誰かが「代わって」はいけないものなのです。しかも、その道筋に人生を委ねるのが、一番確実なのです。

政府による「母子分離政策」の危険性に気づいてほしい。先進国社会の「混乱」と「混沌」の全てが、母子分離と、父親たちの責任放棄から始まっている。

 

40年前、私が学んだ「保育界」は、「祖母の心」を中心に、成り立っていました。

「長時間保育は可哀想」、「0歳を預けるなど、 とんでもない」。そう思う「母性」を、現場を知らない「保育学者」たちが「机 上の論理」で次々に否定し、国は、安心して三歳未満児を預けるように、と責任回避を促し、「現場」を追い詰めたのです。それが、学校教育の破綻につながっている。

不登校児の急増、愛着障害と思われる担任による悲惨なクラス運営、不適格な教師を抱えた、職員室が、殺伐としている。

「教師は資格なしでもできる」と文科省は、盛んに宣伝し、教員を募集しています。ですが、こんな施策は焼け石に水。義務教育の質は、さらに下がっていく。

「子ども真ん中」が聞いてあきれる。

政府の無謀な「母子分離政策」に対する怒りが、いま「保育士の一斉退職」 という報道になって現れる。

これをされると、私立の保育園はたまらない。

園長、設置者が精神的に追い込まれている。

「良心捨てるか、園長辞めるか」、そんな葛藤の中でも、園児は毎朝登園してくるのです。

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本当の現実

保育士から。
「これが本当に現実です。保育園で、子どもが一番に覚えるのは『諦める』こと。なかなか諦めることができない子どもは、ずっとずっと泣き続ける。どうしても『可哀想』と思ってしまう。だから保育園を辞めました。」

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いつの間にか、0歳児を預けることに躊躇しない親が増えて行った

「ママがいい!」Amazonのレビューに来たメッセージです。子育ては人生そのもの。しかも、やり直すことができない。

こんな時期を乗り越えながら、いつの間にか、0歳児を預けることに躊躇しない親が増えて行った。政府や経済界の思惑通りに。

その結果、学校も保育も人材不足で破綻寸前なのです。

 

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『不登校「オッケー」』

松居和チャンネル 第91回のテーマは、『不登校「オッケー」』、副題を、「確実に、親が子どもを守れる方法です』としました。

一割が不登校。

もう、それでいい。それが、自然。

国が、守らないのであれば、親が守る。その意識が、国を建て直す第一歩だと思う。

国の、母子分離政策で追い詰められた「学校教育」は切羽詰まっている。教師の成り手がいない。良くない人材が、採用されている。

親(の意識)が、今こそ、試されている。

本来、発達障害や愛着障害は、人間にとって、大切なパズルの凸凹。それがあるから、人間は、「社会」という「助け合い」を求めた。それが、012歳児の存在意義と重なっていた。

欠陥があることが、絆の原点。一人では絶対に生きられないから、嬉しい。

「赤ん坊を、可愛がる」、という本能が働いて、この「凸凹」は、生きてくるのです。

政府による「乳幼児の母子分離」が、この、モラルや秩序を生み出す「仕掛け」に完全に逆行している。

日本でも、「分断と対立」が、広がっている。

欧米では、すでに、実の親、血のつながり、親子という関係が意味を持たなくなっている。自分の子どもを「可愛がる」という体験を持たない父親が、半数近くになる。それが、社会を「分断と対立」に向かわせ、「暴動」や犯罪、児童虐待や近親相姦につながっている。

父親像を持たない男の子は、5、6歳からギャング化する。そんな研究がアメリカでされたのが、三十年前。

「子育ての社会化」による、今まで人類が体験したことのない揺れの予震が、始まっている。

こども家庭庁は、「性別役割分担意識からの脱却」を「働き方改革を正面に据え」て実施する、と宣言した。

結婚しない、子どもを授かろうとしない若者が増えるのは、当たり前。

経済のための母子分離を勧める連中には、「少子化は困る」などと言う資格はない!

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「母と子の風景」を「美しい」と思う「心」

松居和チャンネル 第90回、(テーマが)不登校児、過去最多。

副題は:「国が、守らないのであれば、親が守る」、にしました。

人間は、子どもを授かり、子どもを育て、親になってゆく。

私たちがあたえられたこのプロセス、「親子」という神秘的な関係は、人類が存在する限り、永遠に続きます

そこに、選択肢はない。

 

忘れてはいけないのは、「子育て」と「幸せ」が重なるから、人類はここまで進化してきたということ。

それが、先進国と言われている社会で、崩れはじめている。

「経済」という「損得勘定」が、人間に母子分離を押し付け、「人間性」を奪おうとしているのです。

どうすれば、子育てをしながら幸福になれるのか、どこで間違ってしまったのか。真剣に考えなければならない、不思議な時代に私たちは生きています。

こんなメールが届きました。毎年、私の講演会を主催してくれる、新潟の助産師さんからです。

産後ケア事業、デイや、宿泊で、母親が、赤ちゃんを連れて施設を利用していますが、

大抵の施設では母親の疲労回復、眠りたいという希望から、赤ちゃんを預かり・・・、

ミルクの時間以外、泣いていても、

ほぼ相手をしてくれる人がおらず、

ひたすら泣いています。

そのためのスタッフを雇っているわけではないのです。

ーーーー(ここから私)ーーー

国が進める、いい加減で、無責任な「福祉の充実」、「仕組みの改革」が、幼児たちが「ひたすら泣いていても」、平気で放っておける場所を増やし、そういう国に、しようとしている。

「誰でも通園制度」、「女性の活躍」という、一見、進歩のように思える、「母子分離」政策で、「常識」の変化が正当化されている。

ここに、この国の「国防」の最前線があるのです。

この国を守るなら、まず、「母と子の風景」を「美しい」と思う「心」を取り戻さねばならない。

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「人間は、宿った時が『社会進出』」。凄いなあ

助産師さんからのショートメッセージ。「人間は、宿った時が『社会進出』」。凄いなあ。

助産師さんたちは、妊娠、出産だけでなく、授乳にまで関わるから、命を、一つの流れ、「体験」として見ている。その「体験」の重なりが、「家族」、そこで生まれる「祈り」が、社会を鎮める、そんな風なのです。

ロングバージョンは、松居和チャンネル、第54回

(テーマ)谷川俊太郎さん、逝く。詩人や音楽家の役割

副題:助産師さんが、人生の道筋をつけていた。(をぜひ参考にしてください。)

(絵本、「こんとあき」にも、同じようなことが描いてある。)

0歳児を預けることに躊躇しない親が増えている

この気持ちがあった頃は、まだ良かったのかもしれない。問題は、0歳児を預けることに躊躇しない親が増えていること。政府や経済界の「洗脳」は、ここ二十年間で、確実に進んでしまった。それを「意識改革」と呼ぶ学者もいる。しかし、これは「人間性の放棄」だと思う。だから、保育士も教師も、その風景に耐えきれなくなって辞めていく。

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「淺ましい」子ども未来戦略

松居和チャンネル 第89回(テーマは)「淺ましい」子ども未来戦略

副題:お釈迦さまは、「欲は、持たない方がいい」って言った

「ママがいい!」、Amazon、福祉部門で再び、第一位。(チャンネル共々、口コミ、シェアなど、ぜひ、お願いします。この本一冊で、政府の母子分離の企みが見えてきます。)

マスコミは、いまだにこの本には触れようとしない。そこに、マネーゲーム、パワーゲームの「罠」を感じる。

和先生、

いつもハッとさせられる投稿をありがとうございます。

11時間保育で放ったらかしの子どもたちは、きっとその親が介護になった時ほったらかすのだろうと、私達保育士の間では話しています。

恐ろしい現実がすぐ近くに来ていると思います。

自分の親と過ごすよりも、保育士といる時間の方が長い子が、最近保育士を「ママ!」と言って泣きつく。

そしてその保育士も、自分が、さも母親のように錯覚している。

ちょっと恐ろしい現状を見ることがあります。

どうぞ、先生、声を大にして発信し続けてください。

私達の願いです。

3歳までの尊い時間を、私達が、母からいただいてしまう、なんとなく申し訳ない気持ち。私達も忘れないようにして保育に努めます。

政府、こども家庭庁の「子ども未来戦略」が保育現場の思いとずれている。

「戦いに勝つこと」に目標を置いた、男たちの「感性の欠如」が、この馬鹿げた「戦略」から透けて見えます。

少子化対策、と言いながら、少子化を進め、不登校がどこへ行っても一割。保育士も、教師も成り手がいない。未来の経済を考えれば最悪の事態を、この「母子分離戦略」が作り出してきた。

「勝ち組」が、権力を握ることが危険なのです。

民主主義の欠陥は、「勝つことに取り憑かれた人間」がリーダーシップを摂るようになること。

学者という業種も、その一部かもしれない。

これではアメリカ型の格差社会、暴動寸前の欧米のようになってしまう。日本だけ、なぜ、これほど「鎮まって」いるのか。そこにあるのは、「逝きし世の面影」で欧米人が驚きを持って語る、子どもを「可愛がる」文化と伝統なのです。

欧米に、人間社会の本来のあり方を「教えなければいけない」この国を、政府が壊そうとする。0歳児を「躊躇なく」預ける母親が増えている。

学問と「知性」が、これほど離れてしまった時代はない。(岡潔)

〇歳児の「働き」、彼らの「願い」が見えなくなっていく経緯を、「学問」と「知性」の乖離に、私は、感じます。

 

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