前茅野市長で現長野県教育委員長の矢崎さんと全国教育委員長会議で出会ったのがきっかけで始まった茅野市との不思議なご縁です。以前から茅野で絵本の読み聞かせ運動を進めていた牛山圭吾先生とは長いお付き合いでした。それが矢崎さんの推薦で去年役場とつながって、現市長が一日保育士体験をマニュフェストに入れて再選されたので、6月から一斉に保育園で始まります。今月中にすべての保育園で保護者に講演することになりました。半分終わりました。
一日保育士体験、保育者体験
若い議員に陳情
午前中、国立市の私立幼稚園PTAでお母さんたちに講演。偶然聴きに来ていたひえださんという若い女性市議が、講演のあと他の若い男性市議二人にすぐ電話して、ホールのロビーで色々話をしました。駆けつけた若い政治家たちに、幼児たちの存在意義、親心が崩壊してゆくと弱者に厳しい社会になってしまうこと、福祉が家庭崩壊を進めてしまう危険性などについて話しました。そして、たぶん一日保育士体験が唯一の解決策だと思う、と言いました。20年後のことを想像しながら,頼むよしっかり、半分祈りながら気合いが入ります。
男女共同参画社会
2011年2月28日
栃木の那須の保育士会で講演しました。公立保育園は財政削減の名の下に、全国的に非正規雇用化が進んでいます。市によっては9割が非正規雇用という所もあります。加えて、今回の民主党の「子ども・子育て新システム」のような現場の良心、子ども優先の「心」を無視し、保育をサービス産業のようにとらえる雇用労働施策が出て来ると、みなやる気をなくしていきます。数年で退職という先生たちが、講演前に集まってきて「呆れています。誰も子どもたちのことを考えようとしない。定年前に辞めようかと思います」とおっしゃいます。この年代の園長主任たちは、親が親らしかった頃を覚えているひとたちなのです。次世代の保育士たち、そして親たちに園で人間性の伝承をしてもらわなければいけない人たち。もう少しだけ、がんばって下さい、ここまで状況がひどくなってくれば、そろそろマスコミも政治家も気づきますから、とお願いします。
講演で「一日保育士体験を薦めることによって、保育園で子どもたちに囲まれる体験が親子の人生を変えます、なんとか親の目を、早いうちに子どもに向けさせ、彼らを眺めることの幸せを伝えて下さい。特に父親にやらせることで、母親がずいぶん楽になります。子育てを中心にして家庭の絆を早いうちにつくること、先生たちも、そこに生き甲斐を感じて下さい」と、お願いします。無理なお願いでも、お願いするしかないのです。いま保育が、その質を保ち、持ちこたえることがこの国を支える、という説明します。0歳から5歳の子どもがどう育つか。どんな時間を過ごすか。その間に、親たちがどう育つか、弱者を眺める視点で「絆」がどう育つか、それがこの国の魂のインフラです。道路を作ったり、ダムを造ったりすることよりもはるかに緊急かつ最重要問題です。
お父さんの感想文
新年早々から講演してあるいています。
2。 保育士の仕事を体験した感想など、お願いします。
まずは保育士の先生方に「本当にお疲れさまです」とお伝えしたいです。
私は、保育園とは「預かる」「食べさす」「寝かす」「遊ばす」を事務的に行って、ある意味「監視」という形で請け負っているのかと思っていました。(失礼な発言ですみません)。他所の保育園はわかりませんが、さくら保育園はまったく違うということを実感し、納得しました。なぜかと言うと、まず保育園の中にしっかりとした「教育」の概念が存在していて、それを先生方が「作業」ではなく、「信念」で行っていることを体感したからです。「監視」であれば、理由なく「だめはだめ」「規則は規則」といっていればいいです。一番憶えや、呑み込みがはやいこの時期にそんなことを教わって大人になると、考えず、思いやれずの人間形成が出来上がると思います。
ですが、先生方が信念をもって園児に「しっかり」「わかるようにゆっくり」「理解したときは褒める」を先生たちのやり方で行っていました。今の大人に一番足りない行動に思えて、感動してしまいました。間違ったことをした園児に「悪いこと」で済まさず、「何が間違っているか」を伝える、これが教育だと思いました。
今の担任の先生方に娘をお預けできて本当に安心しています。
ありがとうございます。
4。 給食について感想をお願いします。
とてもおいしかったです。毎日食べられるのがうらやましいです。
余談ですが、実は私自身ブロッコリーが大嫌いで、過去に何度も挑戦しましたが、挫折してきました。娘のお友達が「Iたんのパパがいるから、ブロッコリー嫌いだけど食べるね」と言って、顔をしかめながらがんばって食べました。
「すごい?」と聞かれて、本気で「すごい」と言いました。
その後もとても嬉しそうにしてくれたのが印象的でした。情けない話ですが、勇気をもらったので、思い切って私もブロッコリーを頬張りました。あの大嫌いな食感が襲ってきましたが、一気に呑み込みました。
生まれて一度も食べられなかったブロッコリーが食べられました。
「おいしい?」と聞かれ「おいしい」と答えられた自分を褒めてあげたいです。
勇気をくれたお友達、ありがとーーーーー!
5。 その他
今回の保育体験は、一保護者の意見として、ぜひ「お父さん」に参加していただきたいです。感動します。外に出てコミュニケーションが不足だったり、知らない言葉や表情、お友達の付き合い方、親とは違う大人(先生)への対応などが身近に実感できる滅多にない機会だと思います。こういう機会を作っていただいた園長先生他、たくさんの先生方に娘がめぐり合えたことに感謝しております。
正直、ニュースなど子どもの話題は悲しく暗い話が多く感じますが、このようなイベントを先生方が信念をもって行っていただき普及して行けば、もっと明るい話題に変わっていくと信じています。
容易ではないご苦労だと思いますが、これからもがんばって下さい。
ありがとうございました。
横須賀市長さん
神奈川県の水戸まさし参議院議員の紹介で、横須賀市の吉田市長に会うことが出来ました。30分でしたが、色々と保育の大切さ、一日保育士体験のことなどを説明しました。
幼保一体化・子育て新システムの報道
来年の国会にかけられる幼保一体化(子ども・子育て新システム)に関する報道が少しずつ新聞テレビでされるようになってきました。
知事と園長先生たち/そしてシスターからの手紙
朝、浦和の県庁に集合、上田知事に会いました。「一日保育士体験」を埼玉で進めてもらっているお礼と、子ども・子育て新システムの影響について、もう長い間子ども主体で考えられていない保育行政について、現場の園長先生たちの子どもたちの幸せを願う思いを、直接伝えました。やはり直接会うのがいいですね。文章は確かに役に立ちますが、声に出して伝えると言霊がこもると思います。親心を育む会の三銃士、門倉文子先生、園部浅子先生、高木早智子先生に、若手代表でおおしか保育園の滝本主任が加わりました。短い時間ですが、それぞれが一生懸命話しました。良いプレゼンテーションだったと思います。
シスターから手紙が来ました。
How are you Kazu san?
How is every body there?
Give my wishes to all our Sakthi friends.
Special wishes to Yoko San and Rio san.
Though for many days we failed to communicate
because of our tight schedule, How can we forget
our last year experience.Last year by this time
Sutha sans burriel was over and we were packing
for the travel.Our artist those who travelled
last year are reliving the experience.
Above all How can i forget the happy moments
of being together with Yamada.
God gives me energy to accept the fact and God who
leads me to do more work.
Sakthi Community College – Courses started from
September 1st. We are having 1.Performing Folk Arts,
2. Folk Arts Craft work 3.Tailoring 4.Computer Applications.
Each course we are having 25 students. This is 6 months
Certified Course. It will be over by February 2011.
How is your busy Schedule. I know this is the Month of
October. You will be very busy.
Waiting to hear from you. Because your mail I always look for.
It gives me energy.
With Love
Sr.Chandra.
朝、幼稚園と午後国会
午前中、横浜市の港南台幼稚園で講演しました。トトロの森に入り込んだような、魅力的な幼稚園でした。私はこういう園に通いたい、と思いました。お母さんたちも積極的に園とかかわっていて、3年しかない魔法のような子どもたちとの時間を、ゆっくりしっかり楽しんで過ごしていました。50年前にタイムスリップしたような、古き良き時代の幼稚園でした。こういう幼稚園を守って下さい、と講演の最後に付け加えました。
読売新聞に「一日保育士体験」の記事が載りました。
今朝の読売新聞に、仲間と全国に広がるべく頑張っている「一日保育士体験」の記事が載りました。親たちにも保育士たちにも好評で、少しずつ広がっています。