「中学生からの感想文」

4、5年に一度、中学生、全校生徒対象に講演を頼まれる。なぜか、そうなる。先々週も行ってきました。

最初が30年くらい前で、彼らは、変わったように思えますが、全然変わっていないようにも思える。

鍵を握る人たち。

講演する一週間くらい前から緊張します。すでに彼らが、私を育てようとしているのが、わかる。

そういうわけで、今回の「松居和チャンネル第23回」は、私の講演を聴いた中学生たちから来た「感想文」を紹介します。

タイトルは、「中学生は真剣です」 副題は、~感想文に、「感性」が現れます~ です。

真剣に話すと、中学生との間に、世代を超える無言のやり取りが生まれる。時間の都合で、大人向けの3割を削りますが、基本は親に話すのと同じ。

情報とか「闘う道具」を教えるより、幸せは、「自分がいい人だ」と感じること。

その為に、小さい子たちが居る。

可愛がっていれば、それだけで、いい人生が送れる、と説明します。

そして、できることなら、全員に、保育体験をさせてあげるといい。

結婚は、自ら進んで「自由を失うこと」。子どもを産むことは、それに輪をかけて「不自由になること」。そこに「幸せ」があって、「絆」という。誰も、自立なんて出来ない、頼り合うのがいい、そこまでしっかり、きちんと話す。

すると、中学生が「親になりたい」と書いてくる。その流れを、母子分離を画策する政府が止めないで欲しい。未来の「生きる動機」を消さないでほしい。

「教育」が、幸せについて、きちんと語る時期が来ている。

「子育て」に幸せがあったから、人類は続いてきた。経済競争に参加させる前に、それを次世代に伝えなければいけない。(チャンネル第23回、親子で一緒に見てほしい。)

アメリカンドリームという言葉もそうですが、欧米の平等論は、ネズミ講のネズミを増やそうとする強者の論理。結果的に弱者を追い詰め「格差」「不平等」を生む。

こども家庭庁は、「子育てしてると人生の幅が狭くなる」などと、馬鹿なことを言うな!

平等なんてあり得ない。不平等で、全員が相対的発達障害で、それぞれに役割分担を見つけるから、人生は充実するし、楽しい。

そんなことを、中学生に伝えます。

すると、体育館を出るまで、拍手が続いたりします。

その音に、励まされます。