今朝、岡山県私立幼稚園PTA連合会の総会で講演して、新幹線に乗ったら、大雨で名古屋に一時間止まりました。
今回から、松居和チャンネルのアップ時間が午後7時になるので、間に合うかな、と思ったら間に合いました。
第22回:タイトルは「欧米における養子縁組」。 サブタイトルは、 ~市場原理で、破綻した福祉は救えない~。
少しハードな内容ですが、これが米国の実態で、日本人が知っておくべきことだと思っています。
欧米先進国における里親や養子縁組制度は、「家族の求め方」が不自然に歪んだ「社会」で作られた制度です。四割から五割の子どもが未婚の母から生まれる状況が生んだ、人類未体験の「やり方」です。「簡単に、合法的に家族になり、また、それを解消できる仕組み」が、これから、どう進化していくのか見極めなければいけない。
「社会で子育て」や、「保育は成長産業」という閣議決定の先に、行き場を失った子どもたちがすでにいる。それをこのドキュメンタリーから感じてほしい。
血のつながりを忘れた「制度による」親子関係の模索が、人類の持続性に、楔(くさび)を打ち込んでいる。
日本人は、その前で躊躇する。
躊躇すべきだと思う。
子孫を残すための性的役割分担が、「親」という役割に移行し、「親身な」社会を生んで来た。
「親身な」関係の連鎖が満ちて、モラル・秩序が社会に生まれる。
しかし、こども家庭庁は、「性別役割分担意識からの脱却」を「働き方改革を正面に据え」て実施していく、と宣言する。
それでいて、少子化は困る、と言うのだから、話にならない。国民から月々数百円徴収し、義務教育を破壊させようとしている。
子育ては、お金では買えないのです。
「子育て」は、人類にとっての自然治癒力、自浄作用でした。
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