養護施設は休園できない

前回、東京新聞:https://www.tokyo-np.co.jp/article/245724 保育士の七割が出勤せず。市の担当者は、「公立園には今回のような緊急時の受け皿の役割が期待されていますが、各園の人員不足も深刻で…」と言葉を詰まらせた、と言う記事について書いた文章を読んだ、児童養護施設に勤める「熱い」友人からメールが返ってきました。

以前、役場で保育担当の役職にまで就き、限界を超えている児相の実態や家庭における児童虐待の問題をよく知り、必死に動いていた人。

国の「子育て支援」施策を以前から、どろ舟、と言い、公務員の立場に絶望して、突然、現場に飛び出して行った勇士、というか闘う女性。

おはようございます。

読ませていただきました、ありがとうございます。

小金井市のニュースを見て、一次休園する施設はまだましだと思いました。

不正受給を暴けない行政、配置基準を満たすための保育士の名前貸し、劣悪な保育環境、虐待を隠蔽する園、人間性を疑う保育士の増加…。

このニュースを見て、対岸の火事だと思っている行政がいたら、なお問題の闇は深い。

小金井市の二の舞にならぬよう、雇用契約書に自己都合退職には、違約金を求める法人もでてくるかもしれない。

待機児童ゼロ対策で、乱立した保育園が少子化で経営難になるのは想定内だったはず。しかし国は、保護者の声だといいながら、保育を金儲けにしてる輩の声しか聞かない。

小規模保育園に三歳以上を受入れを可能とする轍を踏んでしまった。

いまこそ、保育士が、自分たちは、チャイルドビジネスの立役者ではない!と声をあげるべき。

追伸

保育園は休園できても、養護施設は休園できない。

きょうも、戦場へ行って参ります!

追伸2

やりきれない怒りで煮えくりかえっていても、

仏心を忘れず。

だって、こどもたちの笑顔は最高だから。

(大丈夫かなあ、と心配になります。その生き方を見ていると、ただただ、尊敬します。私なんか、ほんとに大したことない、とドキドキします。そうですね。養護施設は休園できない。戦場に向かわないと、最前線で傷付いた子どもは救えない。「怒りで煮えくりかえっていても、仏心を忘れずに」。凄いなあ。)