演奏会終わりました

 久しぶりの演奏会でした。舞台で吹いたのは去年のシャクティ日本公演以来。あの時は、あくまでプロデューサーで、自分のコンサートではありませんでした。今回は、古典も含めて9曲。

 熊谷の常光院は虫の音につつまれ、本堂に集まった方達の姿が、明かりの中に人間たちが集まる、昔の村の絆を感じさせる温かさがありました。その前で、一曲目に古典本曲の「鶴の巣ごもり」を吹きました。
 禅宗の曲には珍しく、親子の愛を奏でる曲。
 築300年の茅葺きのお寺、祈りが込められた時間の蓄積が空間の中にある気がします。
 サウンドチェックの時に、助っ人で来てくれた南雲君が、「庭で聴いていると最高です」と言ってくれました。そうだね、「聴こえてくる…」くらいが尺八の音にはちょうどいいのかもしれません。

 不思議なコンサートだった、時間が止まったようでした、と感想をいただきました。
 お箏の久東寿子さん、ありがとうございました。キーボードの亜子ちゃん、ディジュリドゥーのKnob君ともとき君、やまちゃん、ありがとうござました。
 熊谷市の市長さん、県議会の文教委員長藤本先生、副委員長の諸井先生、加藤先生、教育局の同志の方達、もと政策室長の杉山校長先生、私幼連の平原会長、教文館の倉澤さん、石川前委員長の奥様、前東松山市の教育長もいらしてくれました。石川先生と奥様には、私が教育委員長をしている間、常にエールを送っていただき励まされました。時々野菜もいただきました。私がいっしょに生きさせていただいているたくさんの方たちが聴いて下さいました。
 いま、一生懸命子どもたちのために闘っている「親心を育む会」の同志の園長先生たちも来て下さいました。育む会の月例の集まりは、ここ熊谷のなでしこ保育園でやっています。熊谷というとても縁の深くなった地で、この地を九百年間守って来たお寺の本堂で吹かせていただくことに、続く命の不思議さを思いました。
 絵本わにわにシリーズの作家で保育士さんたちに絶大な人気の妹、幸も聴いていてくれました。大学時代からの親友で、いつも私の相談相手になってくれる小宮も聴いてくれました。親友一人と妹が一人いれば、人生なんとか大丈夫だと思います。
 外は雨。
 さて、音楽、どうしよう。そんな気持ちでたたずんでいます。
 

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