(「ママがいい!」、ぜひ、読んでみてください。)
「嬉しいメール」
(障害児の施設で働くのが好きで、そこで子どもたちとかけがえのない時間を過ごし、でも、繰り返される指示語の強さと、それが発せられる風景に耐えられなくなってある日辞めていった、感性豊かな人からメールが来ました。
いまは結婚して子どもがいます。「子育ては自由だから」という言葉に、彼女が手に入れた世界を感じます。)
こんにちは!
春ですね!お元気ですか?
息子は8カ月になり、人間みたいになってきました。かわいいです。
子育ては祈りの連続なんですね。そして私は親からのたくさんの祈りで大きくなってきたんだなぁとしみじみしています。
施設で働いていたときみたいに、子育てでいろいろな景色をみています。
働くといろんな制約やきまりがあるけど、子育ては自由だから楽しいですね(笑)
寝不足だけどがんばります。
かずさんも講演がんばってください。
(「子育ては自由だから」という言葉が、すがすがしく、心に残ります。多分、私はそういうことを言いたかったのだな、と思います。
永遠とか、生き甲斐とか、責任とか、祈りとか、思い出とか、自分の価値を浮き彫りにする、「本当の自由」がそこにあって、人間は、幼児を抱き、守ってきたんだ、と読み取ります。
こういう言葉に接すると、いい翻訳者、伝令役にならなければ、と身が引き締まる思いがします。)
一月二十八日(土)午後1時から、NHK Eテレ こころの時代 アーカイブ「言葉の力、生きる力」で、昨年逝ってしまった父(松居直)が出演した番組が再放映されます。「絵本」について、です。
二十年前の姿、ご覧になっていただければ幸いです。