木喰さんの生家を訪ねて

 山梨県の身延町に木喰さんの生家を訪ねてみた。

 木喰五行明満上人は、以前このブログにも少し書いた不思議な人物。
 入場料もない生家に入ってびっくりした。目の前に懐かしい顔が出迎えてくれたのだ。京都、八木町清源寺の木喰さんたちだった。大きな、等身大の写真だった。十六羅漢がそろって残されている清源寺は、私の師匠のもうずっと前に亡くなった宅間英夫さんが40年前に連れていってくれた寺で、酔っぱらって畦道で寝てしまうような、十六羅漢の生まれ変わりのような和尚さんがいた。その頃は粗末なお堂に木喰さんたちは並んでいた。宅間さんの家に居候になるたびに何度か行った。宅間さんの家に泊めてもらえない事情があったときには清源寺に泊めてもらった。しばらくして、宅間さんの助言もあって、十六羅漢を収める立派なお堂がが出来た。
 身延町の生家を訪ねたのは2度目。一度目は去年の正月で閉まっていた。と思っていたら、今回訪ねてわかったのだが、普通の家なので閉まっているも開いているもないそうだ。
 木喰さんの血を引いたおじさんが、色々教えてくれた。
 木喰戒の行をしていると宇宙と周波数があってくる、この波動のあわせ方は4000年前に理解された。この情報は私も初めてだったので、なるほど、と思った。清源寺の木喰さんの中にある片目をつむっている羅漢さんのメッセージなどもうかがい、思い当たる節もあって、びっくりした。
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「みな人の、こころをまるくまんまるに、どこもかしこもまるくまんまる」
「身を捨つる、身は無きものと思う身は、天一自在 うたがいもなし」  
                             木喰上人

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