茅野、安芸高田(日本のホビット庄?)

 茅野市で、ただ一つ残った私立保育園で講演しました。五月に保護者(主に母親たち)に話した17の公立保育園を合わせて、すべての保育園で「子どもたちを眺める視点について」と「一日保育士体験」の説明をしたことになります。市長さんも自分のブログに実際に体験した「一日保育士体験」のことを書いています。(http://www.city.chino.lg.jp/kbn/01150231/01150231.html)

 終わって、前市長の矢崎さん(現長野県教育委員長)、来月8日に「松居直、松居和、小風さち」の三人講演会というびっくり講演会を企画しているClip in すわの方たちと飲みました。次の日、茅野から栃木の矢板市まで車で走り片岡公民館で保育士たちに話しました。というより、子どもたちの役割りを果たさせてあげて下さい、親が育つ機会を与えて下さい、というお願い、陳情です。

 昔八年間教えていた東洋英和女学院短期大学保育科の教え子たちが、仙台の公立保育園で保育士をやっているウズちゃんが上京するのをきっかけに小さなクラス会を横浜で開いてくれました。もうみんな35歳で、当時35歳で入学して来たN女史はもうすぐ50歳です。N女史はちょっと占い師みたいで、油断していると正面からグサッとやられそう。地震の時のこと、その後の仙台での保育の話をウズちゃんから聴きました。お互いの、ちょっとした人生相談会みたいにもなりました。タイミングとして人生を俯瞰するには35歳くらいで集まるのはいいのかもしれない、と思いました。相談相手がいるのはありがたいです。またお願いします。
 広島駅から日本海に向かって車で一時間、台風12号が接近する中、安芸高田市で講演しました。日本のホビット庄ではないかと思われる、緑に囲まれた町でした。春に招かれた中国四国大会で私の話を聴いた園長先生が、保育士と保護者だけでなく、市長さんや校長先生にも声をかけてくれました。市長さんが講演の前に講師控え室で、「男女共同参画は家庭から、と言っているんですけど、そんなことも話してくれるとありがたい」と言ったのには驚きました。同じようなことを考えている人は、たぶんたくさんいるのだろうな、と思いました。そうですよね。

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